(C)CoCoKARAnext 生き馬の目を抜く野球SNS御意見番の世界に、新しい論客が加わりました。 西浦颯大さん。高…

(C)CoCoKARAnext
生き馬の目を抜く野球SNS御意見番の世界に、新しい論客が加わりました。
西浦颯大さん。高知の名門・明徳義塾では甲子園に4度出場。2017年ドラフト6位でオリックスに入団すると、4年間のプロ生活では128試合に出場、打率・192、3本塁打、22打点の成績を残し、12盗塁をマークしました。中でも2019年には自身最多の77試合に出場し、ファンに愛された選手でした。
【キャンプ写真/24枚】V奪還を目指す原巨人!坂本、大勢、松田など躍動する選手たちの様子を現地からお届け
引退後は『【ニーシーCH】西浦颯大』を開設し、YouTuberとしても活動。チャンネル登録者数も9500人と健闘し、独自の視点から発信を続けています。
その名を広くネット界隈に轟かせたのは、巨人の春季キャンプに関するツイートです。
スポーツ紙のデスクは解説します。
「事の発端はスポーツ報知巨人取材班が2月8日朝にアップした動画です。アーリーワークで岸田行倫捕手が2000スイングを超えた動画に対して、大学野球選手が『プロがこれでいいんかい』と引用リツイートしたものに対して、さらに引用リツイート。『意味のない練習にしか見えない 量より質 100回適当に振るくらいなら10回本気で振った方がよっぽど自分の為になる やらされる練習が一番意味ない 自分で考えてやらないと』と投稿し、持論を展開したのです」
アーリーワークで、まとまった数のスイングを行うことは、大久保博元打撃チーフコーチのアイデア。早朝からの猛特訓で自律神経を安定させ、血流を良くすることで疲労が溜まりにくくなり、怪我の予防に効果的という医学的見地からの導入でした。
その結果、選手たちが朝ご飯を美味しく食べられるようになるなど、首脳陣や選手の間でも好評。原監督が大久保コーチを「宮崎キャンプのMVP」に認定したこともネットニュースになり、バズりました。
注目の「デーブ理論」に堂々と異議を唱えたわけですから、西浦さんが「時の人」になるのも当然の流れと言えるでしょう。
前述のスポーツ紙デスクはこんな見解を示しました。
「野球の御意見番について、大事なのは『何を言うか』と同様に『誰が言うか』ということ。例えば張本勲さんの見解には賛否両論あるけれども、NPB唯一の通算3000安打達成者で、通算3085安打のNPB記録保持者という圧倒的な実績があることは疑いようがないわけです。西浦さんはその部分でいささか、説得力に欠けるかもしれない。でもおとなしい正論ばかりじゃ、誰も注目しないわけだから、名を売ったという点では成功と言えるかもしれませんね」
大久保コーチと西浦さん。正しかったのはいったいどちらか。その結果はペナントレースが雌雄を決する、秋には判明することでしょう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】【巨人】「二岡が出てきたときのような」指揮官が絶賛する坂本勇人をおびやかす「若手」の存在
【関連記事】【WBC】「優勝候補」の侍ジャパン、海外メディアは「ムラカミは稲妻のような打撃力」とNPB選手も高く評価!
【関連記事】岩村明憲氏が楽天キャンプで感じた”変化” 石井監督は「集大成の覚悟」浅村は「充実したキャンプを送れている」