ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントのプレーオフ1stレグが16日に開催される。ELグループステージ2位通過8チーム…
ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントのプレーオフ1stレグが16日に開催される。ELグループステージ2位通過8チームと、チャンピオンズリーグ(CL)の3位敗退8チームで争われるプレーオフ初戦の展望を、注目カードを中心に紹介していく。
◆ELプレーオフ1stレグ
2/16(木)
《26:45》
バルセロナ vs マンチェスター・ユナイテッド
シャフタール vs スタッド・レンヌ
アヤックス vs ウニオン・ベルリン
ザルツブルク vs ローマ
《29:00》
ユベントス vs ナント
スポルティングCP vs ミッティラン
レバークーゼン vs モナコ
セビージャ vs PSV
◆バルセロナvsユナイテッドの優勝候補対決!
Getty Images
昨季のレギュレーション変更によって外れカードなしのプレーオフだが、今季はバルセロナとマンチェスター・ユナイテッドというフットボール界屈指の名門対決が実現。
バイエルン、インテルに屈して屈辱の2シーズン連続CLグループステージ敗退となったバルセロナは、昨季準々決勝でフランクフルトに敗れて獲得を逃したELのタイトルに再挑戦する。CLでは失態を演じたチャビのチームだが、ラ・リーガではここまで安定したパフォーマンスで首位を快走。とりわけ、直近は自慢の堅守を武器に公式戦11連勝中と絶好調だ。
直近の対戦で4連勝中の赤い悪魔との初戦に向けてはMFブスケッツ、FWデンベレの2選手をケガで欠くが、それ以外の主力は良い状態をキープ。主砲レヴァンドフスキ、ペドリとガビの逸材コンビにも大きな期待がかかるが、この試合ではこれまで何度となく対戦相手が獲得のアプローチを見せていたMFフレンキー・デ・ヨングのパフォーマンスに注目したい。
一方、ELグループステージからの参戦となったユナイテッドは、バルセロナと同じスペイン勢のレアル・ソシエダに屈して2位通過に。この結果、最も対戦を避けたかった優勝候補筆頭を引き当てることとなった。それでも、W杯後に公式戦12勝2分け1敗と絶好調のテン・ハグのチームはプレミアリーグで3位、EFLカップ決勝進出と、名門復活へ着実な歩みを見せており、バルセロナ相手に好勝負が期待される。
直近5勝1分けの6戦無敗を継続するチームではエースFWラッシュフォードが圧巻の決定力と勝負強さを発揮し、ゴールを量産中。また、カンプ・ノウでの戦いを熟知するDFヴァランとMFカゼミロの元レアル・マドリーコンビの存在も頼もしい。ただ、MFエリクセンやFWマルシャル、FWアントニーら主力を中心とする多くの負傷者。さらに、DFマルティネスとMFザビッツァーが累積警告による出場停止で起用できないため、初戦に関しては難しい戦いが想定される。
◆守田と南野が16強進出を懸けた初戦に挑む
Getty Images
今回のプレーオフにはスポルティングCPのMF守田英正、モナコのFW南野拓実の日本人2選手が参戦する。
トッテナム、フランクフルトに屈してCLグループステージ3位敗退となったスポルティングは、多くの若手タレントを輩出するデンマークの強豪ミッティランとのプレーオフに臨む。国内リーグで4位と苦戦が続くリスボンの名門は、先週末に行われたポルト戦で1-2の敗戦。リーグ連勝が「3」でストップした中、今回の一戦でバウンスバックの勝利を狙う。なお、そのポルト戦を負傷欠場した守田はこのミッティラン戦でも復帰は難しい模様。週末のシャヴェス戦で復帰し、敵地での2ndレグに臨む構えだ。
ELグループHをフェレンツヴァーロシュに次ぐ2位で突破したモナコは、CL3位敗退組のレバークーゼンという難敵とベスト16進出を懸けた一戦に臨む。CL予選敗退に続きELでも難しい戦いを強いられたモナコだが、国内リーグでは8戦無敗と好調を継続。直近の試合ではパリ・サンジェルマンに3-1で完勝し、3位に浮上している。その中で南野は前々節のクレルモン戦でゴールの起点、PSG戦では献身的な守備に加えて決定機に絡むなど上々のプレーを見せており、先発は微妙なところだが、試合に絡む可能性は高そうだ。
パリ・サンジェルマン、ベンフィカに屈してバルセロナと共にまさかのCLグループステージ敗退となったユベントスは、フランスの古豪ナントを相手にベスト16進出を目指す。セリエAでは財務違反による勝ち点15はく奪で9位に甘んじているが、堅守を軸にチームのパフォーマンス自体は安定しており、リーグ・アン13位のチーム相手に失態を演じる可能性は低い。
同じイタリア勢のローマはレッドブル・ザルツブルク相手に突破を目指す。昨季のヨーロッパ・カンファレンスリーグに続いてEL制覇を目指すモウリーニョのチームだが、グループステージでは安定感を欠くパフォーマンスでベティスに首位通過を譲る形に。4位に位置するセリエAでものらりくらりの印象が強く、若く勢いのあるオーストリア王者相手に苦戦は必至か。
その他では最多6度の優勝を誇るも、リーグ戦では12位に低迷するセビージャと、元レアル・マドリーFWファン・ニステルローイが率いるオランダの名門PSVの一戦。ヘイティンガ新監督の欧州での初陣に臨むアヤックスと、今季ブンデスリーガで2位に躍進するウニオン・ベルリンの対戦も要注目だ。