日本ハムや巨人でプレーした高口隆行氏が母校・創価大のコーチに 日本ハム、巨人などでプレーした高口隆行氏が学生野球資格を回…
日本ハムや巨人でプレーした高口隆行氏が母校・創価大のコーチに
日本ハム、巨人などでプレーした高口隆行氏が学生野球資格を回復し、4日から母校・創価大硬式野球部のコーチとして後進育成に努めている。引退後は日本ハムでアカデミーとスコアラー、オリックスで2軍内野守備走塁コーチ、ルートインBCリーグ・信濃で野手総合コーチを務めていた。「まさか指導者として戻れるとは思っていませんでした。母校に恩返しがしたい。使命感で受けさせてもらいました」と言葉に力を込める。
「創価大の野手のコーチを探している」。昨年9月、佐藤康弘監督からコーチ就任のオファーを受けた。自宅のある都内から創価大の八王子グラウンドまで車で1時間半。電車とバスなら2時間はかかる距離だが、迷いはなかった。
「自分の原点である創価大に戻れる。また学生のためにやりたいなと思いました」。自身は創価大から2005年大学生・社会人ドラフト6巡目で日本ハム入り。NPB球団からのオファーもなかったわけではないが、育ててもらった大学への恩返しの思いが強かった。
高口コーチには2人の恩師がいる。創価大でリーグ通算679勝を挙げた岸雅司監督、自身の若手時代に日本ハム2軍監督、1軍ヘッドコーチなどを歴任した福良淳一氏(現オリックスGM)だ。「岸監督には社会に出た時にどうすれば通用するか。人として多くのことを学ばせていただきました。福良さんにはプロで生き抜く方法を。いかにチームに貢献できるか。自分の場合は守備。どこでも守れることをアピールできるようにやってきました」。内野全ポジションを守れることはプロ8年間の武器となった。
プロは「結果を出さなかったらダメな世界」苦い経験も糧に
厳しい世界も味わった。巨人時代の2013年オフ、楽天との日本シリーズでベンチ入りしていたものの、シリーズ終了直後に戦力外通告を受けた。「シリーズの翌朝、球団事務所で通告を受けました。結果を出さなかったらダメな世界。受け止めるしかありませんでした」。野球界は決して甘くない世界。苦い思い出も指導者としては糧となる。
現在、創価大は八王子グラウンドでキャンプを張っている。高口コーチは5時起きで自宅からグラウンドへ向かい、17、18時の自主トレまで付き合う。合宿所で寝食を共にすることもある。ハードな日々が続いているが、「充実している」と言い切る。
創価大の最高成績は自身が4年時の全国ベスト4。「やるからには日本一を勝ち取りたい。上を目指したい選手はもちろん、大学卒業後に野球から離れる選手たちもしっかりサポートしたいです。野球をとったらゼロになるなんて言われないように。一社会人としてしっかり育てていきたいです。まずは『心で勝て』ということを一番に伝えたいです」。新米の大学野球コーチとして力を注いでいく。(小谷真弥 / Masaya Kotani)