沖縄電力との練習試合で先発 中日のドラフト1位ルーキー仲地礼亜投手が、22歳の誕生日を迎えた15日、故郷の沖縄・読谷町で…

沖縄電力との練習試合で先発

 中日のドラフト1位ルーキー仲地礼亜投手が、22歳の誕生日を迎えた15日、故郷の沖縄・読谷町で実戦デビューを飾った。春季キャンプで、沖縄電力との練習試合に先発。大喝采に迎えられ、マウンドに立ち、1回を無安打1奪三振に抑えた。

 記念すべき初球に場内がどよめいた。中堅に上がった打球は風にも乗ってぐんぐん伸びる。フェンスのわずか手前でアウトとなったものの、冷や汗ものだった。しかしその後は危なげなく中飛で2死を奪い、最後はズバッと直球で見逃し三振で3者凡退に斬った。

 登板を終え「自分のやりたいことはできた」と満足げ。ヒヤリとした初球については「最初はよし定位置かなという感じだったんですけの、結構伸びて危ないなと思いました」と苦笑いした。

 北谷町で行われている1軍キャンプに比べ、観客もまばらなことが多いオキハム読谷平和の森球場。しかし、この日ばかりは地元の新星の晴れ舞台とあって、スタンドは多くのファンで埋まった。キャンプこそ2軍スタートとなったが、これ以上ない舞台でプロでの第一歩を踏みしめた。(小西亮 / Ryo Konishi)