21年の年度代表馬のエフフォーリア(牡5、美浦・鹿戸雄一厩舎)が現役を引退し、種牡馬となることが決まった。 エフフォ…

 21年の年度代表馬のエフフォーリア(牡5、美浦・鹿戸雄一厩舎)が現役を引退し、種牡馬となることが決まった。

 エフフォーリアの血統面の特徴を挙げれば、1つ目にサンデーサイレンスの4×3のインブリードを持つこと、2つ目として父エピファネイアの母が名繁殖牝馬のシーザリオであること、が挙げられる。

 コラム「重賞レース血統診断」でお馴染みの血統評論家・望田潤氏は「サンデーサイレンスのインブリードを持つ種牡馬は初めてだと思いますが、そういう時代になってきたんだな…というぐらいの感想ですね」と冷静に受け止める。その上で「母の父がキズナとかの時代になってきていますし、サンデーの4×5×4とかは普通になるでしょう。気の早い話ですが、次の代ぐらいではシーザリオのクロスも出てくるでしょうね」と5年先、10年先の生産界を見据えた。

 また、エフフォーリアに適した繁殖牝馬にも言及。スタミナに秀でたエピファネイアの産駒であること、GIの3勝が全て2000m以上であることを踏まえ、「スピードがある種牡馬の産駒がいいでしょうね。ドレフォンとかミッキーアイル、エフフォーリアと同じ牝系出身のアドマイヤムーンを父に持つ牝馬などは面白いでしょう」と予想した。