男子テニスの南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)は12日、シングルス決勝が行われ、第2シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク51位のM・クレッシー(アメリカ)を7-6 (7-3), 6-3のストレート…

男子テニスの南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)は12日、シングルス決勝が行われ、第2シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク51位のM・クレッシー(アメリカ)を7-6 (7-3), 6-3のストレートで破ってツアー7度目のタイトルを獲得するとともに、イタリア人として同大会史上初の優勝者となった。
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決勝戦、21歳のシナーはクレッシーに10本のサービスエースを決められるなどリターンで苦戦するも第1セット終盤から徐々にストローク戦で優位に立ち始め、タイブレークを制す。第2セットではファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得するなど、クレッシーに1度もブレークチャンスを与えることなく推移すると、リターンゲームでは1度ブレークに成功し、1時間36分で勝利を決めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには昨年7月のクロアチア・オープン・ウマグ(クロアチア/ウマグ、レッドクレー、ATP250)以来となるトロフィーを掲げたシナーのコメントが掲載されている。
「最初のキーは自分のサービスをキープするところだった。タイブレークでは、彼が何かミスするかもしれないと思っていたんだ。だから、第1セットはとても良かったよ。第2セットは少し違っていた。何度かいいチャンスがあったけど、彼のサーブがとてもよかったんだ。彼をブレークできたこと、そして試合の最後にサーブがうまくいったことにとても満足しているよ」
今大会、失セット0で優勝したシナーは、7つ手にしたタイトルのうち6つがハードコートでのものになった。