東京スバルは1月28日、旗艦店である東京スバル三鷹店で、同社がスポンサードするプロドライバーの井口卓人選手のファンイベント「タクティ・スペシャル・フェスタ」を実施した。東京スバルはプロドライバーの井口卓人選手をスポンサーしており、かねてより…

東京スバルは1月28日、旗艦店である東京スバル三鷹店で、同社がスポンサードするプロドライバーの井口卓人選手のファンイベント「タクティ・スペシャル・フェスタ」を実施した。

東京スバルはプロドライバーの井口卓人選手をスポンサーしており、かねてよりイベントを行いたいと考えていた。いっぽうクルマ好きとしても有名な井口選手も東京スバルとコラボをして特別な限定車を作りたいと考えていた。その両者の考えが一致した結果のイベントとして開催された。

コラボは2021年にスタートしており、2021年は井口選手が参戦するSUPER GT選手権の、GT300クラスSUBARU BRZ GT300がチャンピオンを獲得した年でもある。

『レヴォーグ』をベースにしてタクティ・スペシャル エディションの発売も、チャンピオンを獲得したのと同じようなタイミングで決まり、チャンピオン獲得記念の意味も込めて2022年3月に特別限定車が発売された。

レヴォーグ・タクティ・スペシャルエディションは、エクステリアにSTI製エアロパーツ、エンケイ製GTC02の19インチホイール、ダンロップタイヤが装備される。インテリアにリベラル製のシフトノブや伊の蔵レザー製の車名とシリアルナンバーが入ったレザーマットが用意された。ボディにはプローバ製のモーションコントロールビームが装着され、走りに磨きがかけられている。このスペシャルエディションは30台限定で発売された(現在は販売終了)。

その後レヴォーグ自体の生産の遅れが生じるなどがあり、購入者に納車されるまでに時間を要してしまう。このほど全て購入者のに車両を届けることができたことを受けて、2023年の1月末に東京スバル三鷹店で「Takuty Special Festa」を行うことになった。井口選手も、買ってもらったユーザーと一緒に何かイベントを行いたいと、このスペシャルエディションが発売された時に語っていたのが実現したわけだ。

イベントには、このスペシャルエディションに協力したアフターパーツメーカーなどが出展したのをはじめ、自動車ジャーナリストであり、SUPER GTスバル応援団長のマリオ高野氏と、2022年シーズンのレースの振り返りやお互い所有している『BRZ』のカスタムに関するトークショーや、サイン会を実施し多くのファンが会場を訪れた。

その後三鷹店の閉店を待ち、夜の部になると、東京スバル三鷹店の2階にあるSTIギャラリーで軽食とともに、このレヴォーグ・タクティ・スペシャル エディションを購入したオーナー限定のトークショーが行われ、開発経緯や苦労点などの秘話が語られた。

井口選手もざっくばらんな感じでユーザーとの懇談を楽しみ、豪華景品がもらえる抽選会も行われた。最後に限定車を並べての記念撮影が行われイベントは終幕となった。

井口選手は「このように自分の名前の入った限定車が発売されたこと自体が名誉なことで非常に嬉しいです。そして買ってくださったオーナーの皆さんとも近い距離で会話ができたのが嬉しいです。昼の部も多くの方に来ていただき、ファンのみなさんと交流できて非常に良かったです。レースの現場ではファンの方との密接な交流ができない時期が長かったので、こう言う時間が取れたのは非常に良かったです。昨シーズンはSUPER GTで惜しくもチャンピオンを逃してしまいましたが、こうやって応援してくださるファンの皆さんや、限定車に協力してくださったメーカーの方に恩返しできるように、笑顔を届けられるように今シーズンも精一杯頑張って行きたい」と語った。