育成出身の20歳・山本大斗にチーム内からは期待の声 まだプロ2試合出場の20歳が、チームメートたちから期待の眼差しを集め…

育成出身の20歳・山本大斗にチーム内からは期待の声

 まだプロ2試合出場の20歳が、チームメートたちから期待の眼差しを集めている。昨季に支配下登録を勝ち取ったロッテの山本大斗外野手は、プロ入り後初めて2桁背番号で球春を迎えた。今季は1軍での活躍を目指し、沖縄・石垣島で汗を流している。

 昨季は7月に2軍で3試合連発を放つなどアピールを続け、同月末に支配下登録を掴んだ。その後もファームで1番や主軸を担い、チームトップとなる12本のアーチを積み重ねて2年目のシーズンを終えた。「2軍では自分のバッティングができることが増えて、チャンスの場面でも打つことができて、勝負強さがついてきたかなと思います」と手応えを語る。

 シーズン最終盤には1軍初昇格を果たし、代打で2試合に出場も快音は響かなかった。「1軍で勝利に貢献するのが目標だったので、それを達成できなかったのは悔しいです」。それでも、雰囲気を味わえたのは大きな経験だった。1軍の投手のボールをイメージしながら、オフの期間はバットを振り込んだ。

山口航輝も称賛するパワー「僕より飛ばします」

 まだ世間に知られた存在ではないものの、秘めたる能力にチーム内からは期待の声が聞かれる。同学年の西川僚祐外野手は、その長打力から、プロの世界で凄いと感じた選手に山本の名前を挙げる。

 昨季16本塁打を放った山口航輝外野手には「体がデカい。ロングティーでは僕より飛ばします」といわしめる。山口の評価には「そんなことはないと思うんですけど……」と苦笑いするも、昨季は背番号3桁とは思えない打球をスタンドへ突き刺してきた。少年らしい笑顔を浮かべる小さな顔は、分厚い体とのギャップを増幅させる。

 昨年10月のみやざきフェニックス・リーグでは4本塁打をマークし、吉井理人監督には「ダイナマイト」とあだ名もつけられた。「めちゃくちゃ気に入っています。とにかくアピールするだけなので、一日、一日がチャンスだと思って頑張ります」。入団会見で掲げた「4番になって、ホームラン王を獲りたい」との目標実現へ――。持ち前の長打力で、新生ロッテの起爆剤となる。(上野明洸 / Akihiro Ueno)