冬季全国高校総体(インターハイ)の第72回全国高校スキー大会(全国高体連など主催、読売新聞社共催)は8日、山形県で競技が始まり、アルペン女子大回転では、旭川明成の増田さくら選手が優勝した。 

 女子大回転を制した旭川明成2年・増田さくら選手。1本目は2位にとどまったが、タイム差があまりなかったこともあり、2本目に向けて「落ち着いて滑れば優勝できる」と自信は揺らがなかった。

 腰の位置が低く、後ろに傾くという課題を克服しようと、昨夏から毎日1000回以上の体幹トレーニングや、トランポリンを使った重心の修正などを徹底的に行ってきた。成果は2本目の滑りに表れた。

 見事な逆転で、今大会一つ目のタイトルを手にした増田選手。10日の回転に向けて、「自分の滑りをすれば、自然と結果はついてくる」と力強く話した。