ドイツ・シュツットガルトで開催されている「メルセデス・カップ」(ATP250/6月12~18日/賞金総額63万785ユーロ/グラスコート)のシングルス準々決勝で、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)が第3シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェ…

 ドイツ・シュツットガルトで開催されている「メルセデス・カップ」(ATP250/6月12~18日/賞金総額63万785ユーロ/グラスコート)のシングルス準々決勝で、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)が第3シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を6-7(4) 6-3 6-4で下す番狂わせを演じた。一方、第6シードのミーシャ・ズベレフ(ドイツ)は、今季限りで引退することを決めている39歳、トミー・ハース(ドイツ)の最後のシュツットガルトの進撃をベスト8で終わらせた。

 ベルディヒを相手に、ロペスは直面した9つのブレークポイントのすべてをセーブした。

 ズベレフはハースを6-4 6-4で破り、対ロペスの準決勝に駒を進めた。

 2回戦で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)を倒していたハースは、彼にとって最後のシュツットガルトをプレーしていた。彼は試合後の記者会見に6歳になる娘のバレンティナといっしょにやってきて、彼が記者の質問に答えている間、彼女は父の膝に座っていた。

「僕がまだプレーしている最大の理由は、彼女なんだ」とハースは言った。彼は今季の終わりに引退を予定しており、そのため今季プレーするすべての大会が"彼の最後"となる。

「全体的に見れば素敵な一週間だったよ」

 ズベレフは、「少し申し訳ない気持ちだ。特に『がんばれ、お父さん!』と叫んでいた彼の娘の声が、常に聞こえたからね。特別な瞬間だった。彼は偉大な選手だよ」。

 また第4シードのルカ・プイユ(フランス)はフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6-4 2-6 6-3で破り、準決勝に進出した。プイユはそこで、同胞のブノワ・ペール(フランス)と対戦する。ペールはジャージー・ヤノビッチ(ポーランド)を6-1 7-6(4)で下した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「メルセデス・カップ」の準々決勝で、第6シードのミーシャ・ズベレフ(ドイツ)に敗れたトミー・ハース(ドイツ)。今季限りで引退する予定のハースにとって、最後のシュツットガルトでのプレーだった。(写真◎Getty Images/2回戦でのハース)

Photo: STUTTGART, GERMANY - JUNE 14: Tommy Haas of Germany is seen durimg his match against Roger Federer of Switzerland during their round of sixteen match of Mercedes Cup 2017 on June 14, 2017 in Stuttgart, Germany. (Photo by Thomas Niedermueller/Bongarts/Getty Images)