アダム・スミスという名前がサッカーファンの間で少々話題を呼んでいる。 ボーンマスでプレーするイングランド人DFのアダム・…
アダム・スミスという名前がサッカーファンの間で少々話題を呼んでいる。
ボーンマスでプレーするイングランド人DFのアダム・スミス。4日に行われたプレミアリーグ第22節のブライトン&ホーヴ・アルビオン戦で右サイドバックとして先発すると、ブライトンの左サイドで先発した日本代表MF三笘薫とマッチアップした。
守備を固めるボーンマスは、三笘の突破を警戒して複数人でマークしつつ、さほど多くの決定機を作られなかった。
しかし、1対1の局面になるとさすがに三笘は止められず。35分にはアダム・スミスが三笘の切り返しの鋭さに対応できず、股抜きを警戒したのかピッチに両ヒザを突く格好に。その脇を突破しようとする三笘を手を使って止めようとしたのがハッキリと映っていた。
三笘のキレキレな突破はもちろんのこと。注目を集めているのはアダム・スミスの手を出して止めようとした対応。ボーンマスDFと同名のイギリスの著名な経済学者アダム・スミスが、自身の著作『国富論』で記した「見えざる手(神の見えざる手)」ではないかと話題なのだ。
「市場経済は、個人個人が自分の利益を追求することによって、自然と社会全体の利益がバランスよく調整される」という考え方を示す「神の見えざる手」だが、ボーンマスのアダム・スミスのものは「神の見える手だ」、「抜かれた後に思わず(見えざる)手が出ちゃってる」、「見えざる手どころじゃない」とファンに言われている始末だ。
84分には、三笘の反転につききれずに手をかけて倒し、イエローカードを提示されていたボーンマスのアダム・スミス。「神の見えざる手」が発動することはなかった。
【写真】ボーンマスのアダム・スミスが「神の見えざる手」を発動しかけた瞬間
Mitoma pic.twitter.com/TMXiq0vD6o
— FootballJOE (@FootballJOE) February 4, 2023