阪神からトレードの日本ハム江越が紅白戦で移籍後1号 阪神からトレード移籍した日本ハムの江越大賀外野手は5日に行われた紅白…

阪神からトレードの日本ハム江越が紅白戦で移籍後1号

 阪神からトレード移籍した日本ハムの江越大賀外野手は5日に行われた紅白戦(名護)で“移籍後初本塁打”を放った。5回、左腕・長谷川から左越えソロ。新庄剛志監督期待の“ロマン砲”が1軍定着、レギュラー奪取へアピールした。

「バットに当たればトリプルスリーを狙える」と言われる高いポテンシャル。昨年10月24日に齋藤友貴哉投手と共に日本ハムへトレード加入した。ここ3年間は1軍100試合出場で無安打となっているが、右の長距離砲は新天地で花開くか。

 2021年はシーズン中を含めて17選手がトレード移籍した。8月下旬に日本ハムから巨人へ移籍した中田翔内野手は移籍2年目の昨季は24本塁打、68打点と存在感を発揮。3月1日に巨人から移籍したヤクルトの田口麗斗投手は昨季45試合登板で防御率1.25をマーク。中継ぎ左腕としてリーグ2連覇の欠かせない戦力となった。

2021年にトレード移籍した谷川、有吉、中谷がオフに戦力外

 一方で結果を残せなかった選手も多い。日本ハムから楽天に移籍した横尾俊建内野手は昨季1軍出場なし。阪神から移籍した日本ハム・谷川昌希投手、ロッテから移籍したDeNA・有吉優樹投手、阪神から移ったソフトバンクの中谷将大外野手はそれぞれ2022年オフに戦力外通告を受けて現役引退した。

 中谷と交換トレードで阪神へ移籍した二保旭投手も昨季1軍登板なしに終わった。2021年6月に中日からロッテへ移った加藤匠馬捕手は昨季24試合出場にとどまり、今オフにトレード復帰した。

 2022年はシーズン中を含めて江越を含めて19選手がトレード移籍した。また、昨年12月に初めて実施された現役ドラフトで新天地で再起を期す選手も多い。求められてのトレード移籍と言っても勝負の世界は甘くない。1人でも多くの活躍を期待したい。(Full-Count編集部)