■ナミュール
【中間調整】昨年はチューリップ賞快勝後、牝馬3冠+エリザベス女王杯に参戦。桜花賞こそ1番人気を裏切って10着に沈んだがオークスで3着、秋華賞で2着と高い能力をアピールした。初の古馬対戦かつ馬場コンディションも悪かったエリザベス女王杯で5着と健闘できたあたりも才能の証明。その後はノーザンファームしがらきで休養し、回復が順調なことから年明けの復帰戦に東京新聞杯を設定し、1月11日に栗東へ戻っている。初時計だった15日の坂路追いでラスト2F13秒3-12秒7(馬なり)とさっそく機敏なギアチェンジを披露。牧場での仕上げはかなり順調だったのだろう。その後予定通り坂路併せ馬を続々と消化し、操縦性と気持ちの面を高めていく。1週前の坂路併せ馬では古馬2勝クラスを手応えで圧倒。仕掛けられると重心を一気に沈め、スパッと切れて先着を果たした。
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【最終追い切り】1週前の時点で既に状態は文句なし。レース当週は微調整程度の坂路併せ馬となった。相手は3歳1勝馬にしては相当踏ん張ったが、これを終始アオり、ピタッとブレのないフォームから楽に回転数を上げて併入としている。
【見解】最終追いは3歳馬相手に突き放せず併入フィニッシュだったが、これは単純に相手がかなりの脚力の持ち主だったということ。その3歳1勝馬バルサムノート(母は重賞2勝馬エピセアローム)の名前は覚えておいていいかもしれない。なんにせよナミュールの動きが絶品。まったく無理せずラスト1Fで鋭く加速できていたあたり、気持ちの乗りは十二分といったところだ。文句なしの仕上がり。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■東京新聞杯2023 調教動画(ナミュール)















