雪平莉左のゴルフSOS 連載一覧>>第6回:アマチュア3大病克服のおさらいゴルフ歴3年になるタレントの雪平莉左さんが、アマチュアゴルファーを代表してレッスンを受けてもらう連載。今回からはゴルフ場の練習場でさまざまなショットを学びます。まずは…

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第6回:アマチュア3大病克服のおさらい

ゴルフ歴3年になるタレントの雪平莉左さんが、アマチュアゴルファーを代表してレッスンを受けてもらう連載。今回からはゴルフ場の練習場でさまざまなショットを学びます。まずは前回まで取り組んできた、アマチュア3大病が克服できているか、おさらいです。



ゴルフ場の練習場で、アマチュア3大病が克服できているか、おさらいした雪平莉左さん

【動画】↓↓↓

【フェースの向きを意識しながらボディーターン】

雪平莉左(以下雪平) 今回はゴルフ場に来ました。

関浩太郎(以下関コーチ) どうですか。この景色。

雪平 すごく壮大で、きれいですね。

関コーチ やっぱり外は気持ちいいですよね。

さて、これからのレッスンの内容は、普段練習場ではできない、バンカーとか、アプローチとか、パッティングとかですね。この辺のレッスンを重点的にやっていこうかなと思っています。

 その前に、前回まででお教えしてきた3大病ですね。これを今回はおさらいしてみたいと思います。

雪平 はい。ちょっとできるかわからないんですが、頑張りたいと思います!

関コーチ それではですね。前回までお教えした三大病のスライス病と手打ち病ですね。このあたりが克服できるかどうか、ドライバーを実際に打ってみましょうか。

雪平 はい。ちょっと不安ですが......。打ちます!

(少し右へ飛びました)

 ......すごいスライスしてますね。

関コーチ そうですね。ただ狙いどころに対して、15ヤード、20ヤードも曲がってないかなと思うので、センターからフェアウエー右サイド、ラフまでは行ってないくらい。80点かなというふうに思います。

 100点を取るには、やっぱりフェースの向きですね。クラブがボールに当たった瞬間に、ちょっと右に向いてるのが右に曲がる原因です。そこで、当たった瞬間だけじゃなくて、スイング中どこでフェースが開いたのかを意識するのが大事です。

 腰の高さまでのバックスイングでは、フェースの向きは自分から見て時計の11時。これはできていました。そしてクラブを上げて、右腰の高さまで下ろしてくる時もできていました。

 ただ、インパクトしてからフォロースルーのところで、フェースが1時くらいに開いていました。これを11時くらいになるように振り抜く。こうするとさらに真っすぐ出ます。方向性がよくなると飛距離も伸びてきますので。

雪平 はい。

関コーチ フォロースルーでは左手の甲を上に向けるのではなく、斜め下に向ける感じですね。

雪平 手のひらを返すみたいな感じですね。では、それを意識してもう一度打ちます。

(先ほどより真っすぐ飛びました)

関コーチ はい。バッチリですね。おお、飛んでる!

雪平 さっきより戻りましたね。

関コーチ これでマット通りの方向に飛んでいます。飛距離も伸びています。

 あとはボディーターンをおさらいしましょう。バックスイングした時の左半身がちゃんと動いてますね。それから、ダウンスイングでクラブを振り抜いた時の右半身ですね。これもちゃんと動いてます。

 やっぱりボールに当たるかどうかが不安で、特にコースに出たりすると練習よりも手打ちになっちゃう方が多いので、しっかり左半身・右半身を回転させると。これはすごくよくできています。

 180ヤードぐらい飛んでますので、女性にしたら結構飛ぶほうかなと思います。

雪平 おおっ!

【コッキングを使ってダウンブローに振る】

関コーチ 続いて、アイアンでのダフリ・トップ。これの症状のおさらいをしてみたいと思いますので、実際に打ってください。

 コースに行くと、ダフリ・トップはやはり多いですか?

雪平 そうですね。私は結構多いと思います。

(打ちます。少しジャストミートしませんでした)

関コーチ まあ、ナイスショットの範疇ですけど、最高のショットと比べると少しトップ気味ですよね。

雪平 そうですね。当たり方もちょっと軽かったというか。

関コーチ ボールのほんのちょっと上側を打っているかなという感じがします。

雪平 それは打っていて私も感じました。

関コーチ もうちょっと下のほうに当たると、さらに飛距離も出てボールも高く上がってよくなると思います。ちょっとおさらいしてみましょう。

雪平 はい。

関コーチ ボールに対してクラブが当たっていく、入射の角度と言いますが、これにはダウンブロー、レベルブロー、アッパーブローとあります。しかし、後の2つ(レベルブロー、アッパーブロー)はダメな動き。ダフリかトップしか出ません。

 しっかりダウンブローにぶつけていく。ボールを上げたいからやっぱりアッパーブローに振りたい気持ちはわかるんですけど、しっかり上から下にぶつけていくということですね。

 これをやるためには、バックスイングでコッキング(手首を親指側に折る動き)をすることでヘッドが高く上がります。そしてダウンスイングでこれをリリースすると、ヘッドが低く出ていきますよね。フォロースルーはなるべくコッキングしないで、低く保ちます。これは非常に大事なポイントです。

雪平 低くですね。

関コーチ そうです。これがノーコックですとバックスイングでヘッドが低くなります。そしてここからフォロースルーでコッキングしたりすると、クラブが低いところから高いところに動いてしまうので、アッパーブローになってしまいます。

雪平 なるほど。

関コーチ 手首の動きを使って、コッキングをしてみてください。

雪平 はい。

(もう1球打ちました。きれいに振り抜きます)

 今はすごいキレイに当たった感じがしました。

関コーチ そうですよね。ここは人工芝のマットなのでわらないですけど、実際にコースの天然芝の上で今の感じで打つと、インパクトしてボールが飛んでいたあともヘッドは少し下がり続けますので、ボールの先の芝生が削れます。

雪平 ああ、よく見る現象ですね。

関コーチ これでスライス病、手打ち病、それからしゃくり上げ病ですね。この3つを復習しました。

 次はアプローチ、バンカー、パッティングとレッスンを進めていきます。

雪平 私が苦手としているところもあるので、よろしくお願いします。

雪平莉左 
ゆきひら・りさ/1994年6月17日生まれ。愛知県出身。趣味:競馬、ゴルフ、映画鑑賞。特技:ダイビング、乗馬、いちごの大食い。
1st写真集『とろける。』が好評発売中。
Twitter:@risa_yukihira
Instagram:risa_yukihira

関浩太郎 
せき・こうたろう/1974年生まれ。カリフォルニアで最新スウィング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びミニツアーを転戦。帰国後はクラブ職人に弟子入りしフィッティング理論、クラフト技術を習得。これまでのレッスン生は10.000人以上、リシャフト本数10.000本以上、クラブ&シャフト試打年間400本以上。SEKI GOLF CLUB目黒主宰。年間のベストスコアの達成者数は15年連続で100人以上。