3週連続のPGAツアースポット参戦となる蝉川泰果

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 事前(24日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇ サウスコース(7765yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)

会場入りした月曜日にノースコースで練習ラウンドをスタートした蝉川泰果は、1番でラフから打とうとして固まってしまった。「バックスイングでクラブが上がらないんじゃないかと…。長さ自体は日本オープンとかより短いかもしれないけど、すごく“生き生き”している。体感したことがないラフ」と強力な抵抗に驚きを隠せなかった。

さらに難しいメーンのサウスコースを下見した開幕前日も面食らうことばかり。「(ライによっては)普段200yd飛ぶクラブで打っても120ydくらいしか飛ばなかったり、ここはちょっと異次元ですね」。ラフに入れたボールを見つけられないケースも頻発した。「前半で5個くらいなくしてしまって、急きょ(追加を)取りに戻りました」と苦笑いで振り返る。

左右に曲げれば厄介なラフが待ち受ける

10歳のときに出た「世界ジュニア」で時松隆光のプレーを応援して歩いたのが、当地のサウスコースだった。「こんな難しいゴルフ場があるんや…」。自らも高校3年時の大会で回って記憶を上書きし、覚悟はしてきたつもりだった。それでも、最高峰のツアーのセッティングは想像を超えていた。

推薦でのPGAツアー3連戦の締めくくり。ここまで2試合は67位と予選落ちだった。レベルの高さを肌で感じ、ショートゲームという課題とも向き合いながら、自分自身に発破をかける。「いつもやっている環境とは全然違う。でも、スポット参戦でもチャンスをつかむ人はちゃんとつかんでいる。せっかくこういう(強豪選手が集まる)フィールドで、スタートはみんな平等で戦える。一打一打、怖がらずに回り切れれば」。初日は4人の日本勢でただ一人、タフなサウスコースから立ち向かう。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/亀山泰宏)

入念なコースチェックで開幕に備えた