全国高校スケート・アイスホッケー選手権第3日(21日・群馬総合スポーツセンター伊香保リンクほか=読売新聞社共催)――スピードスケートの女子500メートルは北原伊織(長野・岡谷東3年)が39秒85で2連覇を果たした。男子500メートルは広瀬…

 全国高校スケート・アイスホッケー選手権第3日(21日・群馬総合スポーツセンター伊香保リンクほか=読売新聞社共催)――スピードスケートの女子500メートルは北原伊織(長野・岡谷東3年)が39秒85で2連覇を果たした。男子500メートルは広瀬勇太(群馬・嬬恋3年)が35秒38の大会新記録で制覇。男子1500メートルは佐々木翔夢(長野・小海2年)が1分52秒48で優勝した。

 女子500メートルを制した北原は「大きな目標を達成できて、すごくうれしい」とガッツポーズを見せた。

 連覇がかかる大一番でも、勝ちにこだわりすぎるとうまくいかないと自らに言い聞かせ、「冷静に落ち着いて集中できた」。最初の100メートルを10秒92とトップのタイムで通過してスピードに乗ると、コーナーでも上体が浮き上がらないように粘りきり、狙い通りの39秒台を出した。

 昨季は上位に挑戦する立場だったが、今季は2連覇を「狙える立場」。ライバルに追われる側に回っても、自分の滑りを磨くことに徹した。体重移動に注意を払い、体全体で氷に乗ることを意識した。理想の滑りを追求してきた練習の成果を発揮した。

 再び高校日本一のタイトルを手にし、22日の1000メートルでは前回大会では果たせなかった2冠達成に挑む。(浜口真実)