■茨城…

■茨城ロボッツ vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@かすみ防災アリーナ)

GAME1:1月21日15時5分 GAME2:1月22日15時5分

 前々節に群馬クレインサンダーズを破った茨城ロボッツは、前節もリーグ最高勝率の千葉ジェッツに善戦した。第3クォーターまでの8点ビハインドが響く形で黒星となったが、第4クォーターはエリック・ジェイコブセンと平尾充庸、中村功平が果敢に攻めて33得点を積み重ねただけに、ひっくり返すチャンスも十分にあった。同時に34失点を喫したディフェンス面の課題が、改めて浮き彫りになったということも言えるだろう。

 西地区首位に3ゲーム差、2位に2ゲーム差をつけられていた名古屋ダイヤモンドドルフィンズだが、前節は2位の島根スサノオマジックとの直接対決を制し、その差を1つ縮めた。勝因は第3クォーターを9失点にとどめたディフェンス。第4クォーターの29失点は反省の必要があるとはいえ、ディフェンスで先に主導権を握ったことが勝利に結びついた。成功率リーグトップの3ポイントシュートが不発でも勝ちきれたことは大きく、対戦成績でも2勝1敗と一歩前に出たのは今後につながるだろう。

 第16節に消化したばかりの島根戦をはじめ、健闘した試合もあったとはいえ、茨城はここまで西地区に対して2勝6敗と黒星が先行している。オフェンス力のあるチームが上位に居並ぶ西地区との対戦では、カギとなるのはやはりディフェンス。警戒しなければならないのはやはり3ポイントシュートであり、その意味でも前節の千葉J戦の教訓を活かせるかどうかが問われることになるだろう。

文=吉川哲彦

■ロスター

・茨城(HC:リチャード・グレスマン)

トーマス・ケネディ

福澤晃平

浅井修伍※特別指定

多嶋朝飛

荻沼隼佑 ※ユース育成特別枠

チェハーレス・タプスコット

中村功平

キャメロン・クラットウィグ

山口颯斗

エリック・ジェイコブセン

山口哲平 ※ユース育成特別枠

鍵冨太雅

平尾充庸

鶴巻啓太

林翔太郎

ジャワラジョゼフ

・名古屋D(HC:ショーン・デニス)

レイ・パークスジュニア

齋藤拓実

伊藤達哉

コティ・クラーク

モリス・ンドゥール

菊池真人

今西優斗 ※ユース育成特別枠

張本天傑

須田侑太郎

中東泰斗

中務敏宏

スコット・エサトン

坂本聖芽