サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~Question カゼミーロが縦パスを受けた直後、マンチェスター・ユナイテッ…

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question 
カゼミーロが縦パスを受けた直後、マンチェスター・ユナイテッドはどのように崩したか?

 カラバオカップ準々決勝、マンチェスター・ユナイテッド対チャールトンが行なわれ、3-0でマンチェスター・Uが準決勝へと駒を進めた。

 前半立ち上がりからマンチェスター・Uが主導権を握り、18歳のアレハンドロ・ガルナチョの突破を中心にチャンスを作る。すると21分にアントニーが、左足でファーサイドに巻いた鮮やかなシュートを決めて先制点。

 後半もゲームを支配しながら追加点が奪えないマンチェスター・Uは、60分にクリスティアン・エリクセンとカゼミーロ、マーカス・ラッシュフォードを投入。そしてチャールトンの足が止まってきた90分にラッシュフォードが追加点を奪うと、アディショナルタイム5分にも決めて3-0でマンチェスター・Uの快勝となった。

 今回は、マンチュスター・Uの3点目のシーンを取り上げる。

 後半アディショナルタイム5分、中盤でボールを持ったタイレル・マラシアからカゼミーロへ鋭い縦パスが入る。



カゼミーロが縦パスを受けた直後、前線の2人はどのように動いたか

 カゼミーロがフリーで前を向く次の瞬間、中央のファクンド・ペリストリとラッシュフォードはどのように動き出してチャンスを作ったか、というのがQuestionである。

Answer 
ペリストリがダイアゴナルランで相手を釣り出し、フリーのラッシュフォードがスルーパスを受ける

 終盤になってチャールトンの守備が間延びしたところを、マンチェスター・Uが確実に突いてダメ押しゴールを奪った場面である。



ペリストリが左斜めに動いたことで、ラッシュフォードが中央でフリーでパスを受け、ゴールへ

 GKからつないだボールをマラシアが前へ運び、カゼミーロが相手中盤ラインの裏にポジションを取ると、そこへマラシアが縦パスを入れる。

 そしてカゼミーロがフリーでターンをする瞬間、ペリストリの動き出しが決定的となった。

 チャールトンの最終ラインは3人が残っていたが、ボールサイドのライアン・イニスはカゼミーロにつき、逆サイドのルーカス・ネスはスコット・マクトミネイを見ていた。そこで中央のエオガン・オコネルに対して、マンチェスター・Uはペリストリとラッシュフォードで数的優位を作れていた。

 カゼミーロが振り向いた瞬間にペリストリがダイアゴナルに動き出し、オコネルはついていくしかない。それによって中央でラッシュフォードがフリーになると、カゼミーロがそこへスルーパス。ネスが絞るが間に合わず、ラッシュフォードが冷静に決めて3点目となった。

 ラッシュフォードは公式戦6試合連続得点を記録。ホームでは8試合連続得点となり、ウェイン・ルーニーのホームでの連続得点記録を塗り替えた。

 そして次節はホームでのマンチェスター・ダービーを迎える。絶好調のエースが、宿敵を相手にオールド・トラフォードでどのような活躍を見せるのか注目である。