近鉄、オリックス、ヤクルトでプレーした坂口智隆氏が実践した練習方法 多くの野球チームが取り入れるティーバッティングには様…
近鉄、オリックス、ヤクルトでプレーした坂口智隆氏が実践した練習方法
多くの野球チームが取り入れるティーバッティングには様々な種類があり、一つ一つに目的がある。近鉄、オリックス、ヤクルトで20年間プレーした坂口智隆氏が現役時代に行っていたのが“ワンバウンドティー打撃”だ。ここでは少年、少女にも簡単に取り入れられる練習方法を紹介する。
坂口氏はオリックス時代に中西太氏、ヤクルト時代には杉村繁打撃コーチから「11種類のティー打撃」を教わった。2、3歩ほど歩いてから打つ体重移動を意識したもの、バランスボールに座りながら打つなど、様々な種類の打撃練習を行った結果、通算1526安打を記録する打者に成長した。
その中でも、正面からワンバウンドのボールを打つ“ワンバウンドティー打撃”が打撃の基礎になった。通常のティー打撃とは違い、一度ボールがバウンドすることでスピードが遅れ、弾み方も毎回微妙に変化する。確実にバットの芯で捉えるには「下半身の間」が必要になるという。
「投げ手に合わせてタイミングをとるのですが、普通のティー打撃のように打ちに行くと体が突っ込んでしまいます。そうならないように(左打者なら)右足を上げてから地面についた時に“タメと間”が必要になる。目で見ると一瞬ですが、しっかり我慢しながら打たないといけない」
良い打者の条件の一つは「長くボールを見られること」
坂口氏が感じる良い打者の条件の一つは「長くボールを見られること」。打ちに行くまでの“準備”を早めに取り、下半身で粘りながら投手側の足が地面に付いてからも長くボールを待つ。変化球を打つのが苦手な打者にも実践してほしいという。
「打ちに行った際に下半身が我慢できると、緩急を使った変化球にも崩されることが少なくなる。上下のコースにも対応できますし、追い込まれた際にもきわどいコースをファウルできる。長くボールを見るためには打撃の“間”も必要です」
ワンバウンドティー打撃を行う際に気をつけてほしいのは投げ手側。L字ネットなど用いて打球が当たらないように注意したい。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)