18得点をあげた石川祐希(写真はトレンティーノ戦のもの)【Photo:Lega Pallavolo Serie A】  石川祐希の所属するミラノは、イタリア・セリエAレギュラーシーズン後半第3節でシエナと現地時間1月8日(日)にア…

18得点をあげた石川祐希(写真はトレンティーノ戦のもの)【Photo:Lega Pallavolo Serie A】

 

 石川祐希の所属するミラノは、イタリア・セリエAレギュラーシーズン後半第3節でシエナと現地時間1月8日(日)にアウェーで対戦し、3-0(25-15, 25-22, 25-15)で勝利した。

 ミラノは昨年12月に行われた後半第1節チステルナ、第2節モンツァに連敗していたが、コッパ・イタリア準々決勝では昨年に続きルーベから勝利を挙げた。石川はルーベ戦で両チームトップの21得点、アタック決定率は60%を記録し、今季初MVPを獲得。勢いを取り戻して新年最初のシエナ戦に臨んだ。

 ミラノは第1セット序盤からMBマッテオ・ピアノ(イタリア)、OPジャン・パトリ(フランス)のブロック、OH石川のバックアタックなどで、順調に得点を重ね先取した。第2セットはシエナに先行を許すが、OHオスニエル・メルガレホ(キューバ)のスパイクで同点に追いつき、石川のフェイクトスをやはりメルガレホが決めて逆転に成功する。終盤には石川のサービスエースも決まりセットを連取した。第3セット、石川は倒れ込みながら相手のスパイクをレシーブすると、すぐに起き上がってバックアタックを決めるなど、攻撃の手を緩めない。そのあと、Sパオロ・ポッロ(イタリア)のブロックでリードしたものの、中盤に同点に追いつかれた。しかしメルガレホのスパイクやサーブでブレイクに成功。このセットも奪い、新年初勝利を収めた。

 石川は全セットスタメンで出場。両チームトップの18得点(ブロック3得点、サーブ1得点含む)、アタック決定率は64%、サーブレシーブ返球率は71%(内Aパス29%)を記録した。

 次戦、ミラノは現地時間1月15日(日)18:00【日本時間16日2:00】から、レギュラーシーズン第4節をモデナとホームで戦う。

※ポジション表記/OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ

石川祐希 イタリア・セリエA【ミラノ】 チーム成績・個人成績

 

【次ページ】シエナ戦のハイライト動画やミラノの順位を確認する

 

 

セリエA順位表(1/10終了時点)

順位

チーム

試合数

P

得S

失S

S率

P率

1

ペルージャ

14

14

0

42

42

7

6,00

1,23

2

モデナ

14

9

5

29

32

20

1,60

1,03

3

ルーべ

14

9

5

26

30

21

1,43

1,03

4

トレンティーノ

14

8

6

25

32

22

1,45

1,08

5

ピアチェンツァ

14

8

6

25

31

24

1,29

1,04

6

チステルナ

14

6

8

21

28

28

1,00

0,99

7

ミラノ

14

7

7

20

26

28

0,93

1,02

8

ヴェローナ

14

7

7

19

26

28

0,93

1,01

9

モンツァ

14

6

8

18

22

29

0,76

0,97

10

パドヴァ

14

5

9

11

19

35

0,54

0,89

11

ターラント

14

3

11

10

17

36

0,47

0,95

12

シエナ

14

2

12

6

11

38

0,29

0,82

※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率、P率=得点率

※ポイント、勝利数、セット率、得点率の順に高いチームが上位