世界ラリーレイド選手権(W2RC)開幕戦、ダカール・ラリー2023は7日、ステージ7を迎え、リヤドからアル・ドゥワディミでの周回ステージ861キロの行程のうち、333キロのスペシャル・ステージ(SS)を走破した。首位を独走するTOYOTA …

世界ラリーレイド選手権(W2RC)開幕戦、ダカール・ラリー2023は7日、ステージ7を迎え、リヤドからアル・ドゥワディミでの周回ステージ861キロの行程のうち、333キロのスペシャル・ステージ(SS)を走破した。首位を独走するTOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤは前日までにチームメートである2位のヘンク・ラトゲンに1時間6分以上の圧倒的大差を築いており、この日は安全運転に徹し14位フィニッシュとした。

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■セバスチャン・ローブも猛追ならず

ラトゲンはこのステージも攻めるも、トヨタ勢が首位を固める中、無理な追い上げを試みることはなく6位で総合2位を堅持した。

この日の最速は、地元サウジアラビア出身、オーバードライブ・レーシングから出場しGRダカールハイラックスT1+を駆るヤジード・アル-ラジ。このSSを3時間6分23秒で走破。2位のテルトニカ・レーシング、バイドタス・ザラに8分54秒の大差でフィニッシュした。総合では24位。同じくオーバードライブ・レーシング、ダカール初挑戦のルーカス・モラエスは11位フィニッシュでこちらも3位を死守した。

目下、トヨタ勢のライバルは総合で5位につけている世界ラリー選手権(WRC)9連覇のレジェンド、バーレーン・レイド・エクストリームを駆るセバスチャン・ローブだが、このステージでも9位に終わり、猛追とはならなかった。

レジェンド、セバスチャン・ローブも猛追ならず (C) A.S.O./C.Lopez

TGRとオーバードライブ・レーシングのトヨタ勢は、1-2-3-4体制を築いたまま、前半戦最後のステージ8に挑む。

ステージ7(8日目)結果

1.YAZEED AL RAJHI(OVERDRIVE RACING)3H 06′ 23” 2.VAIDOTAS ZALA(TELTONIKA RACING)+ 08′ 54” 3.GUERLAIN CHICHERIT(GCK MOTORSPORT)+ 10′ 15” 4.GINIEL DE VILLIERS(TOYOTA GAZOO RACING)+ 11′ 21” 5.BRIAN BARAGWANATH(CENTURY RACING FACTORY TEAM)+ 13′ 19” 6.HENK LATEGAN(TOYOTA GAZOO RACING) + 13′ 26”

9.SEBASTIEN LOEB(BAHRAIN RAID XTREME) + 16′ 19” 11.LUCAS MORAES(OVERDRIVE RACING)+ 17′ 17” 14.NASSER AL-ATTIYAH(TOYOTA GAZOO RACING)+ 00H 19′ 12”

総合順位

1.NASSER AL-ATTIYAH(TOYOTA GAZOO RACING)27H 26′ 23” 2.HENK LATEGAN(TOYOTA GAZOO RACING) + 01H 01′ 04” 3.LUCAS MORAES(OVERDRIVE RACING)+ 01H 11′ 24” 4.GINIEL DE VILLIERS(TOYOTA GAZOO RACING)+ 01H 36′ 47” 5.SEBASTIEN LOEB(BAHRAIN RAID XTREME)+ 01H 54′ 17” 6.ROMAIN DUMAS(REBELLION RACING)+ 02H 12′ 30” ‘ 7. BRIAN BARAGWANATH(CENTURY RACING FACTORY TEAM)+ 02H 14′ 40” 8.MARTIN PROKOP(ORLEN BENZINA TEAM)+ 02H 17′ 26” 9.WEI HAN(HANWEI MOTORSPORT TEAM)+ 02H 51′ 38” 10.LIONEL BAUD(OVERDRIVE RACING)+ 03H 17’ 59”

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文●SPREAD編集部