◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 2日目(6日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)時に牙をむく風も、この日はコースコンディションを「いい状態」へと後押しした。11位から出たジョーダ…
◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 2日目(6日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)
時に牙をむく風も、この日はコースコンディションを「いい状態」へと後押しした。11位から出たジョーダン・スピースが2イーグル4バーディ、1ボギーの「66」をマークし、通算13アンダー4位に浮上した。「今日は楽しかった。風が少しフェアウェイを乾かすような感じで、しっかり、そして速くなった」。抜かりなく“外”に目を向けられるのは、集中できている証しでもある。
伸ばし合いのコースにあって、前半は「5番から9番を3アンダーか4アンダーで回りたい」というプラン。ボギー直後の5番(パー5)で残り190ydの2打目を40㎝につけ、イーグルを奪った。8番(パー3)でも3mのバーディパットを決め、きっちりと3つ伸ばしてみせた。
後半も「14番から18番まででアドバンテージを取りたい」との目論見通りのプレーだった。14番でインコース最初のバーディを奪い、15番(パー5)では再びのイーグル。18番(パー5)もバーディで締めくくった。「パー5をうまくプレーして、パー3をアンダーパーでプレーすれば、必ず(ビッグスコアの)チャンスはある」。16年大会では後続に8打差をつける30アンダーで優勝しただけに、マネジメントのイメージはできあがっている。
「リゾートコースでは世界一だと思うし、その中で一番好きなコース。風が吹くと大変になるけど、そうでなければプレーするのは楽しい。スコアも出るしね」。1950年以降のツアー新記録だった前年大会の優勝スコア(34アンダー)に近いビッグスコアへの期待も高まる。
今大会の頂点はもちろん、その先にも視線を向ける。2月16日開幕の「ザ・ジェネシス招待」が行われるカリフォルニア州リビエラCCこそ最も勝ちたいコース。メジャー3勝を含めツアー13勝を誇るキャリアにおいて「一番失敗しているコース」でもあるという。リベンジに弾みをつけるべく、新年初戦からアクセルを踏み込む。(ハワイ州カパルア/石井操)