■イコノスタシス
【中間調整】11月27日の東京芝マイル未勝利戦で逃げ切って勝利。しっかり脚を溜めて上がりもまとめるセンス上位の走りで、単に展開に恵まれての勝利ではなかった。勝ったのは東京だが脚質的に中山向きと判断されたようで、次戦はフェアリーSと菜の花賞(1月14日・中山芝1600m)の二段構え。ノーザンファーム天栄でじっくり英気を養い、12月23日に美浦へ戻っている。25日の初時計で坂路ラスト1F13秒0(馬なり)と上々の動き。31日のウッド3頭併せでは左右2頭に対しまったく臆することなく、最優勢の手応えを保って併入できていた。
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【最終追い切り】1月4日に北村宏司騎手を背にウッドで3頭併せ。この日はさらにタイトに挟まれる格好だったが苦にせず、自分のリズムで加速できていた。テン乗りとなる北村宏司騎手との相性も上々のよう。
【見解】いかにもサンデー系の馬といった感じで目標のレースへ逆算し外厩で基礎部分の鍛錬を済ませ、厩舎で微調整に専念という過程を踏めている。目論見通りかそれ以上にいい雰囲気を併せ馬で見せており、馬込みでの器用さが求められる中山対策はばっちりだろう。かつて藤沢和雄厩舎から様々な名馬が送り出されたハッピートレイルズ一門の血統で、管理する古賀慎明調教師、騎乗する北村宏司騎手ともに“藤沢和学校”の門下生という関係性も調整の順調さを支えているのかも。好気配。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■フェアリーステークス2023 調教動画(イコノスタシス)