8日に中京競馬場で行われる第57回・シンザン記念(GⅢ、芝1600m)の過去10年データを紹介する。
ディープインパクト産駒の最終世代ライトクオンタムをはじめ、京王杯2歳Sで4着と好走したペースセッティング、初勝利に4戦を要するも安定味のあるトーホウガレオンなどが出走予定となっている。
これまでの優勝馬には、2021年のピクシーナイトや18年のアーモンドアイ、14年のミッキーアイルといった名馬たちがおり、今後の活躍を占う意味でも重要な一戦。
ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■近年のトレンドは距離延長にあり
過去10年で最多2勝は前走・千両賞組だが、京都の整備工事に伴い2020年以降は開催されていない。そのため、今回は参考外のデータとなる。

[シンザン記念]過去10年の前走ローテ
千両賞【2.2.0.6】勝率20.0% 連対率・複勝率40.0% 朝日杯FS【1.2.3.12】勝率5.6% 連対率16.7% 複勝率33.3% 新馬戦【1.2.0.14】勝率7.1% 連対率・複勝率21.4% アルテミスS【1.0.0.1】勝率・連対率・複勝率50.0% 未勝利戦【1.2.1.28】勝率3.1% 連対率9.4% 複勝率12.5% 万両賞【1.0.0.3】勝率・連対率・複勝率25.0% 東京スポーツ杯2歳S【1.0.0.1】勝率・連対率・複勝率50.0% ひいらぎ賞【1.0.0.2】勝率・連対率・複勝率33.3% 秋明菊賞 【1.0.1.1】勝率・連対率・複勝率66.7% デイリー杯2歳S【0.1.1.4】勝率0.0% 連対率16.7% 複勝率33.3% こうやまき賞【0.1.1.5】勝率0.0% 連対率14.2% 複勝率28.6% 1勝クラス【0.0.1.10】勝率・連対率0.0% 複勝率9.1% ラジオNIKKEI杯2歳S【0.0.1.1】勝率・連対率0.0% 複勝率50.0% 東京スポーツ杯2歳S【0.0.1.0】勝率・連対率0.0% 複勝率100%
次点では朝日杯FS組、新馬戦組、未勝利戦組、万両賞組が1勝で並ぶ。前走・朝日杯FS組は【1.2.3.12】複勝率33.3%を誇る。しかし、前走10着以下の馬が馬券内に入った例は2015年のナヴィオンのみあり、朝日杯FS13着のスズカダブルが巻き返すのは容易ではない。
■面白いのは前走・万両賞組
前走・新馬戦組は過去10年で【1.2.0.14】を記録。しかし中京開催に変更後は全て掲示板外に沈んでいる。さらに前走・新馬戦が東京の馬は【0.0.0.3】と一度も馬券内に顔を出していない。昨年、圧倒的な1番人気に支持されながら7着に敗れたラスールも、前走が東京の新馬だった。今回、東京・新馬組のライトクオンタムはデータ上、危険な人気馬となる。
前走・未勝利戦組は【1.2.1.28】と出走数は一番多いが、過去優勝したのは2018年のアーモンドアイのみ。また距離別に見ると前走・同距離は【1.2.0.12】となっているが、前走・1800mは【0.0.1.4】と低迷。人気の一角であるトーホーガレオンにとっては不利なデータとなる。
データ上、面白いのが前走・万両賞組。サンプルは少ないものの昨年同ローテーションで挑んだマテンロウオリオンが優勝している。また距離別に見ても前走・1400mを経験した馬が、中京開催に移行後2年連続で優勝するなど、近年のトレンドとなっている。さらにキャリア4戦の成績も【2.2.2.15】と比較的馬券に絡みやすい傾向があり、条件に当てはまるベースセッティングは推奨できる。
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文●SPREAD編集部














