今週は中京競馬場で3歳重賞・シンザン記念(芝1600m)が行われる。かつてはジェンティルドンナ、アーモンドアイの世代三冠馬を輩出したレース。「シンザン」の名に恥じぬ稀代の名牝が誕生したことでレースが格式を帯びたように思える。はたして今年はどんな馬が出世街道へと足を踏み入れるのだろうか。

過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてライトクオンタムを取り上げる。

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■シンザン記念はクラブ馬の天下

東京芝1600mの新馬戦を制したのち、一度は阪神JFに出走登録された馬。それでも万全を期する形で当舞台を迎えるのがライトクオンタムだ。楽勝だった新馬戦のパフォーマンスから人気濃厚な1頭だが、未知の部分が多い1戦1勝。どう捉えるか判断が難しいなか、以下のプラスデータを紹介したい。

・社台ノーザングループ系のクラブ馬→7年連続馬券内

4人気1着馬ピクシーナイト、ヴァルディゼールも該当していたデータ。正月競馬という調整の難しいシチュエーションにおいて、社台ノーザングループ系のクラブ馬の躍進が目覚ましい。

改めて前走を振り返ると、最後までノーステッキで余裕綽々の勝利。当時の2着馬は次走で勝ち上がりとレースレベルにも問題はなく、アーモンドアイが制した出世レースで要注目の牝馬だ。

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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2023シンザン記念編」

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。