木曜日は中山競馬場で中山金杯(GIII、芝2000m)が行われる。年をまたいだ変則日程下での調整を余儀なくされる点から、波乱決着も珍しくない一戦。また、今年から平地競走の負担重量が引き上げられたことで、例年との比較で重い斤量を背負う馬が目立つ点にも注意すべきだ。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてマテンロウレオを取り上げる。
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■テンにいけない脚質はすっかり改善
昨年秋以降は1→2着と大崩れなく走っている馬。いよいよ覚醒かと思わせる戦績だが、今回の舞台は自身が苦手とする中山芝2000m替わり。マイナス材料のほうが先行してしまう状況にあって、この馬に味方するプラスデータはこちら。
・古馬混合芝重賞の馬券内がある4歳馬【2.2.1.1】
フェーングロッテンにも該当する上記データ。古馬混合レースの経験が少ない明け4歳勢において、すでに古馬混合芝重賞の馬券内歴は大きなアドバンテージだ。
さきほど中山芝2000mが苦手であると記したが、当時はどのレースでも4角9番手以下の位置取り。小回り向きの脚質ではない点が影響していた。ただ、近2走はいずれも4角4番手以内とテンにいけない脚質はすっかり改善された模様。2~3歳春までの姿から変貌を遂げた明け4歳馬のリベンジに注目したい。
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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2023中山金杯S-全頭分析編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。



















