木曜日は中山競馬場で中山金杯(GIII、芝2000m)が行われる。年をまたいだ変則日程下での調整を余儀なくされる点から、波乱決着も珍しくない一戦。また、今年から平地競走の負担重量が引き上げられたことで、例年との比較で重い斤量を背負う馬が目立つ点にも注意すべきだ。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてフェーングロッテンを取り上げる。
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■イクイノックスを思わせる血統構成
昨年7月にラジオNIKKEI賞を勝利。その次走も馬券内を確保したが前走菊花賞は勝ち馬と3秒以上離される惨敗を喫してしまった。長距離を使われたダメージも心配なところだが、今回はローテーションがこの馬に味方する。
・中2カ月以上の休み明け成績【1.0.2.0】
馬券内率に換算すると100%。前走菊花賞は中1ヶ月半のレース間隔だったが、夏競馬を連戦したことによる疲労の蓄積もあったのだろう。レース後には陣営から「1周目をゴール前と勘違いしていた」とのコメントも……。いろんな意味で参考外と捉えてよい。
この馬について補足すると、父ブラックタイドはGI7勝の名馬キタサンブラックを輩出。母父キングヘイローは母父としてGI馬を多数輩出しているが、そのなかには記憶に新しい有馬記念勝ち馬イクイノックスも含まれる。ほんのりとイクイノックスを思わせる血統構成を持つフェーングロッテン。正月競馬の名物レースを制する可能性は十分だ。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。



















