(C)CoCoKARAnext 12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN.40」での大物日本人対に、国内外から高い関心が寄せられている。RIZIN、そして米国総合格闘技団体「Bellator」との全面対抗戦とし…

(C)CoCoKARAnext

 12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN.40」での大物日本人対に、国内外から高い関心が寄せられている。RIZIN、そして米国総合格闘技団体「Bellator」との全面対抗戦として行われる、堀口恭司扇久保博正の一戦だ。

 今回の対抗戦で唯一、日本人同士のカードとなるが、扇久保が過去2度、堀口に敗れているという因縁もあり、大会全体を見渡しても注目度が最も高い一戦と言えるだろう。

【関連記事】「息子と妻の為、家族のために」リベンジマッチ目前の扇久保博正、打倒・堀口に「全身全霊をかけて戦って勝ちたい」と強い決意


 もちろん、海外メディアでも日本人ファイターによる大晦日決戦は選手紹介、さらに試合展開予想なども詳しく報じており、米スポーツベットサイト『Insiders Betting Digest』は12月29日、この一戦を展望する記事を配信している。

 同メディアは「2022年最後のMMAイベントとして、BellatorとRIZINは各プロモーションのベスト5ファイターが対戦する歴史的な一夜を日本で開催することになった」として、その上で「中でも最もエキサイティングなマッチアップは、キョウジ・ホリグチとヒロマサ・オウギクボのファイトだろう」と記している。

 その上で「この2人のライバルがMMAの試合で顔を合わせるのは3度目となる。ホリグチは過去の対戦でいずれも勝利を収めており、2013年にはShooto(修斗)バンタム級王座を獲得、そして2018年のRIZIN11では再びオウギクボを下している」とこれまでの戦いを振り返った。

 両選手の紹介では「ホリグチはプロとして35試合を戦い、リングとケージで豊富な経験を積んでいる」と堀口のキャリアを評しており、扇久保も「ホリグチほど高いレベルの試合はしていないが、彼の経歴は目を見張るものがある。直近の6試合は5勝1敗で、これまでで最高の戦いをしている」と指摘。

 また試合展開について「ホリグチは対戦相手よりオールラウンドな戦い方をすることになりそうだ」と分析し、その一方で「オウギクボの勝利への道は、グラウンドで優位に立ち、ホリグチをサブミッションで捕らえることにあるだろう」として両選手の戦い方にも言及している。

 同メディアは他にも「この歴史的なMMAカードでエキサイティングな対戦が実現となる」として、目前となったビッグマッチへ期待を込めた。

 対抗戦という枠を越えた、互いの意地と誇りを懸けた一戦。2022年大晦日、ハイレベルの攻防の末、勝ち名乗りを受けるのは果たしてどちらか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「底から這いあがって、今の自分が1番強い」35歳の扇久保博正が戦い続ける理由とは

【関連記事】「心を折って最後にフィニッシュしたい」 リベンジマッチに挑む扇久保が力強い意気込み 階級転向は「フライが合っている」と自信も

【関連記事】”MMAアジア最強決定戦”に挑む扇久保博正が格闘技を始めたきっかけは?「憧れはKID選手やシウバ選手。小さくても活躍できるんだと」