(C)CoCoKARAnext 新天地はやはり、博多の常勝軍団でした。 日本ハムからFA、ソフトバンク入りを決めた近藤健…

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 新天地はやはり、博多の常勝軍団でした。

 日本ハムからFAソフトバンク入りを決めた近藤健介外野手のことです。パ・リーグを代表する安打製造機を巡っては、ソフトバンクをはじめオリックス、西武、ロッテが争奪戦に参戦。日本ハムも残留要請を行い、同一リーグの5球団による争いが展開されてました。

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 結果的には「7年総額50億円」という超大型契約を結び、ホークスへ。確かにソフトバンクは経済力で群を抜いており、移籍先の「本命」と見られていただけに、「収まるところに収まった」と言えなくもありません。

 しかし、これに怒り心頭なのが西武ファンです。

 レオ党一筋の40代男性は、怒気をはらんでこう言います。

 「近藤がウチを選ばないというなら、それは尊重しますよ。でもね、僕たちは夕刊フジの報道で一度は近藤が来るもんだと思い込んでしまった。近藤が入った来季の打順を考える時間は、とても楽しかったんです。でも、ふたを開けてみたら…。夕刊フジには、我々をぬか喜びさせた責任を取って欲しいと思っています。FAの草刈り場となっている私たちに『近藤が来る』という報道が、いかにうれしかったか…」

 その報道とは、夕刊フジが11月21日に配信した記事のことです。

 「日本ハムからFAの近藤健介、西武入りへ 少年時代からファン、松井稼頭央監督の直接出馬が決め手に」

 記事の中では、「西武入団を決意したことが、20日までに分かった。近藤の日本ハムでのイベントが一段落する今週末を待って正式に獲得が発表される予定だ」と自信満々に言い切り、「少年時代から西武ファンだった近藤は指揮官とのサプライズの対面に感激の様子だったという」と記述。「FA選手は出て行かれる一方だったが、初めて西武に憧れていた選手が入団することになる」と希望に満ちた言葉で結んでいます。

 「記事が配信された直後、ツイッターを中心にSNSで拡散されると、ファン同士で狂喜乱舞したものです。夕刊紙のスクープは翌朝、朝刊スポーツ紙が『後追い』して確定となるものです。しかし、それが全くない。喜びの分、徐々に不安も増大していって…」(前述の西武ファン)

 スポーツ紙のデスクはこう解説します。

 「近藤の代理人は、松井稼頭央監督の代理人を務めていたというラインから、このような報道がなされたというのが通説です。でも近藤の『本命』は最初からホークスだったとも言われている。いずれにせよ、スポーツ紙や夕刊紙に『飛ばし』が通用したのは00年代まで。全てがSNS上で可視化され、ファクトチェックが行われる現在は、より慎重な報道が求められると言えるでしょう」

 正捕手・森友哉オリックスにFAで流出してしまった西武。しかし、誰かが抜ければ誰かが育ってきたのが、ライオンズの歴史でもあります。今はただ、その分、若手が成長することを祈るしかありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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