2022年にGDOが配信したすべての記事から、編集部が海外男子ゴルフの10大ニュースを選出。ツアーを彩ったホットな話題を振り返ります。10位:久常涼が欧州ツアーへ デビュー戦で2位久常涼が11月の欧州ツアー(DPワールドツアー)最終予選会で…

海外男子ツアーの10大ニュースを振り返ります

2022年にGDOが配信したすべての記事から、編集部が海外男子ゴルフの10大ニュースを選出。ツアーを彩ったホットな話題を振り返ります。

10位:久常涼が欧州ツアーへ デビュー戦で2位

デビュー戦では2位に入りました

久常涼が11月の欧州ツアー(DPワールドツアー)最終予選会で7位に入り、翌シーズンの出場権を手にしました。デビュー戦となった11月「フォーティネット オーストラリアPGA選手権」ではトップと3打差の2位と惜敗も大きな可能性を感じさせてくれました。

久常涼 プロフィール

久常涼が来季欧州ツアー出場権獲得 金谷拓実は届かず

9位:イム・ソンジェが米ツアー年間レース2位

フェデックスカップにあと一歩でした

韓国のイム・ソンジェがPGAツアー2021-22年シーズンで年間レース2位に終わりました。同シーズン1勝ながら26試合で17回のトップ25入りと安定感を発揮。アジア勢としては歴代最高で575万ドル(約7億9660万円)のボーナスを手にしました。

イム・ソンジェ プロフィール

イム・ソンジェがアジア勢歴代最高 米ツアー年間レース2位に

8位:トム・キムがウッズ以来の快挙

20歳にして米ツアー2勝です

韓国のトム・キムが快挙を成し遂げました。10月「シュライナーズチルドレンズ」で通算2勝目をあげましたが、20歳以下で複数回優勝を挙げたのはタイガー・ウッズ以来。9月「プレジデンツカップ」でも世界選抜の一人として活躍しました。

トム・キム プロフィール

ウッズ以来の20歳2勝 トム・キムのジュニアへのアドバイス

7位:チャン・キム、大西魁斗らが米下部へ

来年、チャン・キムは米下部ツアーに参戦します

来季の米下部コーンフェリーツアーの出場権をかけた最終予選会が11月に行われ、昨季の日本ツアー賞金王チャン・キムが2位、大西魁斗は12位で終えました。キムは開幕戦から12試合の出場が保障され、大西は開幕戦から8試合の出場が確実となりました。

大西魁斗 プロフィール

チャン・キム クラブセッティング

6位:キャメロン・スミスが全英初優勝

メジャー初優勝を全英で飾りました

キャメロン・スミスが7月「全英オープン」でメジャー初優勝を飾りました。オーストラリア勢としては1993年のグレッグ・ノーマン以来の全英V。ゴルフの聖地、セントアンドリュースで通算20アンダーとして後続を1打差で振り切りました。

キャメロン・スミスがメジャー初優勝 聖地でウッズ超え20アンダーV

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5位:シェフラーがマスターズ初優勝

マスターズでメジャー初優勝を飾りました

スコッティ・シェフラーが4月の「マスターズ」で優勝。2日目からトップの座を譲ることなく、通算10アンダーでメジャー初Vを飾りました。2月「WMフェニックス」での初優勝を皮切りに6戦4勝。破竹の勢いで頂点に立ち、前年覇者の松山英樹も出席する表彰式で栄光のグリーンジャケットに袖を通しました。

スコッティ・シェフラー プロフィール

This is MASTERS 2022年ベストショット3選

4位:マキロイが米ツアーと欧州で年間王者

2冠を達成しました

ロリー・マキロイ(北アイルランド)がPGAツアー2021-22年シーズンに3勝をあげて3回目のフェデックスカップ王者に輝きました。3回目の年間王者戴冠(2016、19、22年)はタイガー・ウッズ(07、09年)を抜いて史上初。ボーナスの1800万ドル(約24億7482万円)を手にしました。

また、欧州ツアーでも2015年以来となる4度目の年間王者で2冠を達成しました。

ロリー・マキロイ プロフィール

米男子ツアー フェデックスカップ歴代年間王者

3位:ウッズがマスターズで復帰 世界ゴルフ殿堂入り

大けがも乗り越えました

タイガー・ウッズが4月のメジャー「マスターズ」で復帰しました。21年2月の自動車事故で右足を複雑骨折する大けがを負っており、20年11月以来の競技復帰でしたが、38位で終えました。

3月には世界ゴルフ殿堂入りも果たし「名誉であり身に余る光栄に思う。この1年は本当に驚くべき道のりだった。家族や友人、ファンから受けたサポートには圧倒された。今回の成果はあきらめず、追い求め続けたことへの究極的な評価だ」と話しました。

タイガー・ウッズが世界ゴルフ殿堂入り

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2位:松山英樹がアジア勢最多に並ぶ米ツアー8勝目

アジア勢最多となるツアー8勝目を挙げました

松山英樹が1月の米ツアー「ソニーオープンinハワイ」でラッセル・ヘンリーとのプレーオフを制しました。チェ・キョンジュ(韓国)と並んでアジア勢最多となるツアー8勝目を挙げました。

また、シーズン最終戦で、年間レースで上位30人だけが出場を許されるエリート大会「ツアー選手権」(8月)にも本格参戦初年度の2014年から9年連続での出場を決めました。シーズン終盤戦にかけては首、手首に痛みを抱えるなど、故障も目立ちましたが、結果につなげました。

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松山英樹 プロフィール

1位:LIVゴルフにビッグネームが参戦 PGAと対立激化

元世界ランク1位のダスティン・ジョンソンも新リーグに参加しました

サウジアラビア政府系資本を背景にした新リーグ「LIVゴルフ」がスタート。6月の開幕戦から10月まで米を中心に8試合が開催され、個人戦に加えて団体戦も行われました。

同ツアーで計50億円超を稼いだ元世界ランク1位のダスティン・ジョンソンをはじめ、フィル・ミケルソンブライソン・デシャンボーキャメロン・スミス(オーストラリア)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)ら米PGAツアーのビッグネームが参戦。PGAもLIVに参戦した選手を追放するなど対抗しました。

日本からは谷原秀人が参戦も、10月の国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」主催者からは大会への欠場を促され、出場エントリーを取り消すなど議論を呼びました。

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