吉田正尚の移籍受け「全くダメではないという話をしました」 オリックスの山本由伸投手が27日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、今季の年俸3億7000万円から、2億8000万円増の年俸6億5000万円で更改した。球団史上最高額となる。…

吉田正尚の移籍受け「全くダメではないという話をしました」

 オリックスの山本由伸投手が27日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、今季の年俸3億7000万円から、2億8000万円増の年俸6億5000万円で更改した。球団史上最高額となる。(金額は推定)。

 今季は26試合に登板し15勝5敗、205奪三振、防御率1.68をマークし最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、勝率第1位とタイトルを総なめ。2年連続で投手4冠に輝き、リーグ連覇と26年ぶりの日本一に貢献した。

 球界のエースとして2年連続の大幅昇給を手にした右腕は「僕も、チームの勝利を一番にと思ってやっていた。素晴らしい評価をしてくださって感謝してます。(球団最高額は)そこが全てじゃない」と語った。

 過去にはメジャーへの思いも口にしていたが「野球界のトップのリーグで一番の舞台。そこでやりたい気持ちはもちろんある。正尚さんを球団が許可して下さったように『全くダメではない』という会話をした」と明かした。

 球団で5億円突破は1999年の高卒8年目だったイチローが最速、さらに2018年の金子千尋(6億円)を上回り球団史上最高額の年俸となった。

○山本由伸の年俸推移と年度別成績

2017年 500万円 5試合1勝1敗、防御率5.32
2018年 800万円 54試合4勝2敗、32ホールド、防御率2.89
2019年 4000万円 20試合8勝6敗、防御率1.95
2020年 9000万円 18試合8勝4敗、防御率2.20
2021年 1億5000万円 26試合18勝5敗、防御率1.39
2022年 3億7000万円 26試合15勝5敗、防御率1.68
2023年 6億5000万円 ?(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)