28日に中山競馬場で行われるホープフルS(GI、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。2017年以降のホープフルSで3…

28日に中山競馬場で行われるホープフルS(GI、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。

2017年以降のホープフルSで3着内に入った種牡馬データを集計した下記の血統表をもとに推奨馬2頭を紹介する。ここでは、そのうち1頭を紹介する。

いつもの図を見ていくと、最多勝利はディープインパクトの2勝。2019年にコントレイルが優勝して以来3年連続で3着以内に入っており、得意なコースと言えそうだ。またディープインパクト産駒とほぼ同等レベルで走っているのがハーツクライ系。ハーツクライ産駒、ジャスタウェイ産駒それぞれ1勝ずつ上げており、累計成績は【2.1.1.5】と非常に高い好走率を誇っている。

というのも近年の中山芝2000mのGIはトニービンの内包馬の活躍が目立っており、2022年の皐月賞では2・3着に内包馬が入り、21年の皐月賞も内包馬のワンツー、20年のホープフルSではジャスタウェイ産駒のダノンザキッドが優勝を果たしている。

これは中山芝2000mがローカルに近い小回りコースで、2度の急坂があるためタフさも求められるためだろう。そこで最後の急坂をこなすパワーとスピードの持続力に富んだトニービンの血が浮上してくるのだろう。

ここではトニービン内包種牡馬のジャスタウェイ産駒に注目する。

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■セブンマジシャン

父はジャスタウェイ、母はハピネスダンサー(父メイショウサムソン)という血統構成。叔母にグランプリ3連覇などGI4勝のクロノジェネシスや2019年ヴィクトリアマイル、20年香港Cを制したノームコアがいる良血だ。本馬も前走の黄菊賞を大外一気の末脚で前を交わして勝利しデビューから無傷の2連勝と素質を遺憾なく発揮している。

また父ジャスタウェイ×母父サドラーズウェルズ系の牡馬は、芝の左回りコースに出走すると【0.2.0.14】と未勝利なのに対し、右回りだと【7.2.2.39】、勝率14.0%、単回収値210。さらに前走と同距離を走った場合に限ると【3.2.0.11】、勝率18.8%、単回収値538とそのポテンシャルを遺憾なく発揮できており、今回のホープフルSの舞台はもってこいと言えそう。

そもそも現2歳世代のジャスタウェイ産駒の牡馬は調子がよく、特に中山芝コースだと【4.0.0.7】、勝率36.4%、単回収値200と大活躍だ。今年のホープフルに4頭も登録していることも納得できる。

その4頭のなかでは、東京スポーツ杯2歳Sを制したガストリックが注目されているが、父ジャスタウェイ×母父ミスプロ系の牡馬は芝1800mのレースだと6勝を挙げる抜群の成績を誇っているが、芝2000m以上だと1勝のみ。距離延長はマイナスと判断し、セブンマジシャンの評価を上にみたい。

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文●中井達也(SPREAD編集部)