国際テニス連盟(ITF)は火曜日、クロアチアのテニス当局者を10年の資格停止処分にした。彼は自身がスポーツ界から処分を受けていたのを隠して大会運営に10年に渡って関わっていた。 デニス・ピンターはテニス当局者としての行動規範に背いている…

 国際テニス連盟(ITF)は火曜日、クロアチアのテニス当局者を10年の資格停止処分にした。彼は自身がスポーツ界から処分を受けていたのを隠して大会運営に10年に渡って関わっていた。

 デニス・ピンターはテニス当局者としての行動規範に背いていると見なされての処分だ。

 ビンターは元々大会期間中に選手たちの身体の状況をコーチからから聞き出して賭けに参加していたとして、1年間の処分を受けていた。この問題が2月に「ガーディアン」紙によって報じられるまで、この処分は公表されず、昨年8月になって処分が実施されていた。

 処分が下されてから数週間という期間で、ビンターは全米オープンの線審として参加した。ピンターはUSTAに対して「ホワイト・バッジ」と呼ばれている資格が停止されていることを届け出なかったとITFは説明している。

 ビンターは今年初めのカタールの大会でも、審判資格を有していると大会主催者側に届けていた。ITFはピンターが資格を不正に申告することで、今年のウィンブルドンにも参加したがっていたと話している。(C)AP