今週は中山競馬場で有馬記念(GI、芝2500m)が行われる。3歳にして天皇賞・秋を制したイクイノックスに宝塚記念とのグランプリ連覇を狙うタイトルホルダー、そして今年のジャパンC勝ち馬ヴェラアズールなどが相対するドリームマッチ。暮れの大一番にふさわしい豪華メンバーによる、寒さを吹き飛ばす熱い戦いに期待が集まる。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてイクイノックスを取り上げる。
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■皐月賞と関連が深い有馬記念
前走天皇賞・秋で歴戦の古馬を撃破。昨年のエフフォーリアと同じローテーションでグランプリ制覇を狙うのが3歳馬イクイノックスだ。その切れ味は現役屈指と言えるが、近2走は道中10番手以下とテンにいけない脚質がネック。強力な先行馬がいるここでの評価が難しいところだが、今回同馬を後押しするデータはこちら。
・同年皐月賞で最先着の3歳馬【3.2.1.2】
昨年の勝ち馬エフフォーリアをはじめ、トゥザワールドのような人気薄激走馬も該当。もともと3歳馬優位の傾向にある有馬記念だが、それに“皐月賞最先着”のかけ算を行うことで出現したデータだ。
さきほど道中10番手以下の脚質について記したが、改めて前走天皇賞・秋を振り返ると1コーナー付近で両サイドから挟まれて位置取りを下げるシーンがあった。皐月賞は【7-5-4-3】の道中通過順で走破しており、一定の小回り適性を秘める馬。2016年以降の有馬記念で5度の馬券内があるC.ルメールを背に、昨年に続く3歳馬によるグランプリ制覇の可能性は十分だ。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。












