長くオープン特別として親しまれてきたレースで、2015年から重賞競走へと格上げされた。ややトリッキーといえる中山競馬…

 長くオープン特別として親しまれてきたレースで、2015年から重賞競走へと格上げされた。ややトリッキーといえる中山競馬場のマイルコースで行われる牝馬限定のハンデ戦。重賞に格上げされた7年間でトップハンデを背負わされた馬は【1-2-0-8】と、それなりだが1番人気馬は【2-0-1-4】とやや苦戦傾向だ。

 ◎アナザーリリックは福島牝馬S優勝馬。2歳8月のデビュー戦に勝利したあと、脚部不安を発症して順調さを欠き、その後も慎重に間隔を空けながら使われている。とはいえ、3歳春には中山マイルのアネモネSにも勝っており、秋華賞は0.6秒差7着。能力は世代でも上位だろう。長く、良い脚を使える馬でマイル戦は【2-1-0-1】。唯一の圏外は、牡馬相手のNHKマイルCの0.8秒差7着。前走のJBCレディスクラシックは休み明けで初ダート。参考外とすれば、牝馬限定のマイル戦なら狙いが立つ。

 〇ウインシャーロットはオーロカップ優勝馬。マイル戦は【2-5-2-0】と堅実で、中山マイルも【0-3-1-0】。先行力が渋太いレースをする。やや勝ち味に遅い印象だが、ここ数戦で負けた相手はソウルラッシュとジャスティンカフェ。今回は牝馬限定戦で、しかも重賞初挑戦ということで55kgは能力比からは恵まれたと判断した。逃げ、先行馬が多いのは、むしろプラスのイメージだ。

 ▲ママコチャはエルフィンS2着馬で、ファンタジーS3着馬。過去7回で4勝を挙げている3歳馬の代表はこの馬だ。ソダシの全妹という血統でデビュー3戦目に勝ち上がってからは【4-1-2-0】。加えるならば、使いながら体重が増えているのは好感だ。新潟競馬場とはいえ1分31秒台の持ち時計も心強い。

 △ミスニューヨークは昨年の覇者。前走の京成杯オータムハンデも、牡馬を相手に不利がありながら0.1秒差4着ならコース適性は高い。前崩れの展開になればあっと言わせることも十分だ。

 △アブレイズはフラワーカップを逃げ切った当時のイメージはすでにないが、中山牝馬S2着、アイルランドトロフィー府中牝馬S0.2秒差5着なら展開ひとつ。△エリカヴィータはフローラS優勝馬で強い3歳世代、中山コースがポイントになりそうだが、見限れない1頭だ。