(写真:六川 則夫) 現在日本は勝ち点16でW杯アジア最終予選グループBの首位に立っている。2位のサウジアラビア、3位の…

(写真:六川 則夫)
現在日本は勝ち点16でW杯アジア最終予選グループBの首位に立っている。2位のサウジアラビア、3位の豪州とも同勝ち点だが、日本はその2カ国より消化試合が1試合少ない。数字上は有利な立場だ。
しかし、日本のラスト2試合の相手はその豪州、とサウジアラビア。ライバル同士のしのぎの削り合いは、激戦が必至だ。そのため日本が今回のイラク戦に勝利して最後の2試合を迎えるか、イラク戦を引き分けや負けで終えてライバルと僅差の勝ち点のまま迎えるかでは、心理状況は大きく異なってくる。何としても今回は勝利が欲しい試合である。
現地時間の9日にイラン・テヘランに入った日本。7日のシリア戦で左肩を脱臼した香川真司はチームから離脱。さらにはイランに入ってからの練習でも、山口蛍や長友佑都は別メニュー調整が続いた。長友は11日の練習で全体メニューに合流したが、山口は依然別メニューの状態。アンカーの位置にはシリア戦で好プレーを見せた井手口陽介、さらに遠藤航や新顔の加藤恒平が控えるが、いずれも先発起用となると未知数な要素がある。山口の強行出場か、代替起用か。このポジションの人選は注目である。
ハリルジャパン体制では3度目のイランでの試合。15年9月にW杯アジア2次予選・アフガニスタン戦、さらに翌10月には親善試合・イラン戦を戦ったが、いずれも会場となったのはあの有名なアザディスタジアムだった。しかし今回は現地時間12日にグループAのイランvsウズベキスタンで同会場が使用されるため、日本は過去2回の遠征で練習会場として使ったPASスタジアムでの試合となる。W杯予選を戦うには厳しいハード面と言える環境。相手のイラクはすでに過去2試合、同地で予選を戦っている。非常にミニマムかつ老朽化の激しい環境に素早く適応することも重要だ。
文・西川 結城