チョリッチ、278位までランク下降もシーズン末には26位に12月14日、ATPは2022年シーズンのATPアワード「カムバック賞」を発表。肩の手術から1年以上ツアーから遠ざかっていたボルナ・チョリッ…

チョリッチ、278位までランク下降もシーズン末には26位に

12月14日、ATPは2022年シーズンのATPアワード「カムバック賞」を発表。肩の手術から1年以上ツアーから遠ざかっていたボルナ・チョリッチ(クロアチア/世界ランク26位)が、同賞を受賞した。

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2018年11月に自己最高ランキングとなる12位を記録しているチョリッチは、昨年3月の試合を最後にツアーから離脱し、同年5月に慢性的な痛みを抱えていた右肩の手術を実施。今年3月のATPマスターズ1000インディアンウェルズ大会で1年ぶりにツアー復帰を果たすも、最初の3ヵ月は勝ち星に恵まれず、ランキングは278位まで下降した。

だが、6月のチャレンジャー大会で優勝すると、152位で迎えた8月のATPマスターズ1000シンシナティ大会では、ラファエル・ナダル(スペイン)やロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン)、フィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)、キャメロン・ノリー(イギリス)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)と、5名のトップ20選手を撃破し、初のマスターズ制覇。約4年2ヵ月ぶりのツアー優勝で一気にランキングを二桁に戻すと、26位でシーズンを終えた。

カムバック賞には、元世界ランク3位のドミニク・ティエム(オーストリア)やグランドスラム3勝のスタン・ワウリンカ(スイス)、ウー・イービン(中国)らもノミネートされたが、秀でた成績を残したチョリッチが受賞した。

チョリッチは、「ATPのカムバック賞を受賞することができてとてもうれしいよ。ハードなシーズンを過ごし、肩の手術を受けた僕にとって、この賞はとても意味のあるものだ。心からありがとうと言うしかない。そして、来シーズンはもっと良くなるように願っているよ」と述べている。