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 大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される『湘南美容外科クリニック presents RIZIN.40』で、米国・格闘技イベント「bellator」との『RIZINvs.Bellator全面対抗戦 フライ級マッチ』に出場する扇久保博正(パラエストラ松戸)が12月14日、公開練習後の会見で試合への意気込みを語った。そこでは対戦相手である堀口恭司(ATT)への強い対抗心と闘志が満ち溢れた言葉が発せられている。

 冒頭で現在のコンディションを問われると「かなりいいですね。めちゃくちゃいい」と明かした後、「僕にとって堀口選手は勝たなければいけない相手というか、どうしても勝ちたい相手」と心境を述べた。

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 さらに、過去の対戦を振り返り「9年間で2回負けている ここまで、彼にやられた口惜しさを糧に頑張ってきた」とこれまでの思いを滲ませ、続けて「例えば、子供が生まれて『心から嬉しい、最高だ』という時でも、我に返ると堀口選手の顔が浮かんで来たこともあったり、それくらい僕にとっては勝ちたい相手」と強調した。

 また、この試合からフライ級への転向となることや、RIZINの日本人代表として戦うことへの印象も語りながらも、やはり対戦相手の話題を振られると、柔らかい表情ながらも、さらに感情が込められたコメントが並んでいる。

 両者とも階級転向で挑むことについては「身体が小さくなっていることは感じるんですけど、『出力』は上がってきているのは感じるので、やっぱりフライが合っているなとすごく毎日感じてます」と自身の状態を口にしながら笑顔を見せ、一方で「堀口選手は最近、打たれ弱くなっていると思う」と指摘しながら「フライに落とすことでさらに打たれ弱くなるんじゃないかなと思っています」と予想している。

 加えて、当日の試合展開への見込みは「(過去の2試合で)合計200発以上殴られてると思うんで」と苦笑しながら「僕のラッキーパンチが当たってKOしちゃったら気が済まないんで。フルで戦って、(相手の)心を折って最後にフィニッシュしたいですね」と言葉に力を込めた。

「この9年間の想いを全部ぶつけて、1本かKOで必ず勝ちます」

 大晦日の戦いに向け、勝利することをそう断言していた扇久保。雪辱への強い熱意を胸に、決戦のリングに挑む。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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