男子プロテニス協会のATP公式サイトは14日、ATPワールドツアー・アワードの「カムバック・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」を発表。今年、肩の負傷から約1年ぶりに復帰し「ATPマスターズ1000」のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハ…

男子プロテニス協会のATP公式サイトは14日、ATPワールドツアー・アワードの「カムバック・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」を発表。今年、肩の負傷から約1年ぶりに復帰し「ATPマスターズ1000」のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で優勝を飾った世界ランク26位のB・チョリッチ(クロアチア)が選出された。
この賞は、今シーズン、負傷やツアー離脱から復帰し素晴らしい成績をおさめた選手=「カムバック」を果たした選手に贈られるもの。26歳のチョリッチは2021年3月に右肩の痛みによりツアーを離れると、同年5月に手術を敢行。約1年のリハビリ期間を設け、今年3月に復帰した。
7月までの数カ月間はツアーやチャレンジャー大会でも早期敗退が多く苦しんでいたチョリッチだったが、8月のW&SオープンではL・ムセッティ(イタリア)R・ナダル(スペイン)R・バウティスタ=アグ(スペイン)F・オジェ アリアシム(カナダ)C・ノリー(イギリス)ら強敵を次々破り決勝に進出。最後はS・チチパス(ギリシャ)をストレートで下し、「ATPマスターズ1000」初のタイトルを獲得した。
その後は楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード、ATP500)で8強、エルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)でベスト4に駒を進めるなど、一時270位台になっていた世界ランクをわずか3カ月で25位にまで浮上させた(現在は26位)。
ATP公式サイトにはチョリッチの喜びのコメントが掲載されている。
「ATPカムバック・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞することができて、とてもうれしいよ。とてもハードなシーズンを過ごし、肩の手術を受けた僕にとって、この賞はとても意味のあるもの。本当に心からありがとうとしか言いようがない。そしてもちろん、次のシーズンはもっと良くなることを望んでいるよ」
チョリッチは新シーズン開幕前、16日から開催されるエキシビションマッチ ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード)に出場を予定している。
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