(C)PXB WORLD SPIRITS / フェニックスバトル・パートナーズ”モンスター”がまたしてもKO勝ちを収め、圧倒的な強さを世界に見せつけた。 12月13日、プロボクシングの世界バンタム級4団体王座統一戦が有明アリーナで行…

(C)PXB WORLD SPIRITS / フェニックスバトル・パートナーズ

”モンスター”がまたしてもKO勝ちを収め、圧倒的な強さを世界に見せつけた。

 12月13日、プロボクシングの世界バンタム級4団体王座統一戦が有明アリーナで行われ、WBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥が、WBO世界同級王者ポール・バトラーに11回KO勝ちを収めた。この勝利で井上は、史上9人目で、日本人初の快挙となる4団体統一王者となった。

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 試合前までは、3団体のベルトを保持し、23戦23勝20KOの圧倒的な成績を持つ井上の勝利を世界中が予想していた。その期待に応えるかのように、「世紀の一戦」で、井上が圧巻の戦いぶりを披露した。序盤から主導権を握り、6ラウンドでは距離を取り攻めてこないバトラーをノーガードで挑発するなど、余裕も見せた。11ラウンドで強烈な左ボディを連打し、相手から初ダウンを奪いとると、バトラーは起き上がることができなかった。

 日本人初の快挙となる4団体統一王者の快挙に世界のメディアも早速反応。米大手プロモーション会社『トップランク』の公式Twitterは、「議論の余地はありません」と、井上の圧倒的な強さを一言で表現した。また、『ESPN Ringside』(米スポーツメディア『ESPN』のボクシング部門公式アカウント)の公式Twitterも「イノウエは紛れもない、”モンスター”だ」とツイートを投稿し、続けて「イノウエが”モンスター”と呼ばれる所以がここにある」とダウンを奪ったシーンとともにコメントした。

 これらのツイートのコメント欄では、「強すぎる」「信じられないよ。ナオヤはいつもクールだ」といった世界中のボクシングファンからのコメントが見られた。

 この勝利でバンタム級4団体統一を果たした井上は、試合後にスーパーバンタム級への転向を表明。”モンスター”が新たなステージでもボクシングファンを魅了してくれそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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