(C)CoCoKARAnext またしても“モンスター”が圧巻のKO劇を見せつけた。 12月13日、ボクシングWBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、東京・有明アリーナにてWBO同級王者のポール・バトラ…

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 またしても“モンスター”が圧巻のKO劇を見せつけた。

 12月13日、ボクシングWBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、東京・有明アリーナにてWBO同級王者のポール・バトラー(英国)と対決。11回KO勝ちを収め、通算戦績を24戦無敗(21KO)へ伸ばすとともに、日本人初、史上9人目の4団体統一王者となった。

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 序盤からプレッシャーをかけ続け、終始試合のペースを握っていた井上。一方、ガードを固めて動き続けるのが精一杯のバトラーは、時折見せる井上の挑発にも、ほとんど乗らなかった。そして判定決着の可能性も見えてきた11回、井上はギアを上げ、左ボディーからの連打でバトラーをキャンバスに沈めた。

 凄まじいパフォーマンスを見せつけた井上には、相手国メディアも賛辞を惜しまない。「ナオヤ・イノウエがポール・バトラーをKOで下し、完全統一王者に」とのタイトルで速報した英紙『Mirror』は、「イノウエがまたもや残虐なKO勝利を飾り、完全統一へのバトラーの望みを絶った」と試合の結果を伝えている。

 一方、敗れたバトラーに関しては、下馬評から圧倒的な差があったことを踏まえた上で、「最後から2番目のラウンドでは、勝利をあきらめ、イノウエの猛攻を止めることなく、ただリングに踏みとどまろうとしているようだった」とコメント。母国戦士を圧倒した井上の破壊力に驚きを隠せないようだ。

 全世界が注目する大舞台で、またしても無敵の強さを誇示してみせた井上。その“モンスターぶり”には、ただただ驚かされるばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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