WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥は13日、有明アリーナで開催された「NTTドコモ Presents PXB WORLD SPIRITS WBA・WBC・IBF・WBO 世界バンタム級王座統一戦」で、WBO世界同級王…

WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥は13日、有明アリーナで開催された「NTTドコモ Presents PXB WORLD SPIRITS WBA・WBC・IBF・WBO 世界バンタム級王座統一戦」で、WBO世界同級王者ポール・バトラーと対戦。11回TKO勝ちを収め、4団体統一に成功した。

◆【実際の映像】モンスター井上尚弥、4団体統一王者となる11ラウンドTKOシーン

◆井上尚弥、世界9人目の「4団体統一」偉業達成 バトラー相手に11ラウンドTKO勝ち

■史上9人目の快挙達成

試合は井上がバトラーに対して積極的に前に出る展開が続いた。ガードを固め粘り強く対応していくバトラーを前にラウンドを重ねたが、11ラウンドにTKO勝ちで勝利を収めた。

勝利後、リング上でマイクをとった井上は「みなさんありがとうございました。4団体統一王者になりました。この4年間長い道のりでしたが、バンタム級最終章で、バンタム級のウェイトも楽ではない中、仕上げて4団体統一を果たすことができた」と安堵のコメント。

そして、「4団体統一を成し遂げた今、スーパーバンタム級への転向を考えています」と来年の新たな目標を発表し、「バンタム級には思い残すことがなく、史上9人目という数字が物語ってる厳しさがありました。団体の垣根がありすごく遠回りしましたが、12月13日は最高の日になりました」と充実した表情で語った。

日本人初、世界では史上9人目の4団体統一を成し遂げた井上は「スーパーバンタム級には強豪がひしめいていますが、そこのトップ前線に入っていきたい」と述べ、日本人史上最強ボクサーとして歩む新たな挑戦を見据えた。

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文●SPREAD編集部