今年は国際大会として世界初となった第1回FIGパルクール世界選手権が東京・有明で開催されるなど、特に国内ではパルクールの大会やイベントが多くなりパルクールシーンの発展・盛り上がりを感じさせた2022年。 そんな2022年の締めくくりとして、…
今年は国際大会として世界初となった第1回FIGパルクール世界選手権が東京・有明で開催されるなど、特に国内ではパルクールの大会やイベントが多くなりパルクールシーンの発展・盛り上がりを感じさせた2022年。
そんな2022年の締めくくりとして、国内最大規模のパルクール施設のMISSION TOKYOで今回開催されるのが「FINAL MISSION 2022」。日本では初となるキッズのスキルコンペティションをはじめとし、プロのトレーサーによるスキルコンペティションやジャムセッションなどが行われるこのイベント。
今回はその立役者であり、プレイヤーとしてもSNSでコンテンツを発信するなど日本のパルクールシーンを牽引する存在のYUUTAROUにイベントについてかける想いを聞いた。
YUUTAROU(以下:Y)
今回の【FINAL MISSION 2022】を開催しようと思ったきかっけを教えてください。
Y:僕たちは株式会社PKMという会社を運営しており、常に「社会にパルクールを適応させる」ことを目標としています。それを「アダプト」と呼んでいるのですが、パルクールをアダプトさせる事を一つのMISSION(課題)として2017年より活動を続けています。
僕たちが一番大事にしていることは、「パルクールの本質にこだわってお子様から大人まで、そして見ている方も楽しめるカルチャーを創造し続ける」ことであり、そのために今回のイベントを開催しようと思ったのが一番大きな目的です。
MISSION TOKYOでイベントを開催されることは初めてなのでしょうか?
Y:初めてです!今まではやってこなかったのですが、今年は世界で初めてのパルクール世界選手権が日本で開催されるなどシーンの大きな盛り上がりを見せてきました。そこでスポーツイベントだけではなく、カルチャーイベントとしても開催することで両方の軸で盛り上げた方がパルクールに関わる全ての人がハッピーになる、と思いMISSION TOKYOでイベントをやることを決断しました。
幅広い年齢層・幅広いレベルの参加者が集うイベントに
今大会ではプロクラスに加えてキッズクラスの開催もあるのですね
Y:今までキッズが参加できるイベントや練習してきたものを披露する場が少なかったためキッズのみのクラスを開催することにしました。まずは楽しくトライできる課題を用意していますが、上手な子も経験が浅い子も幅広いレベルの人が参加が出来る形式になっています。
セクションは今大会専用にデザインされるのですか?
Y:スペシャルセクションに関しては今は言えない部分はあるのですが、大会専用に作成しています。パルクール的な思考で言うと、2分(今大会の制限時間は2分)という限られた時間の中で障害物や着地地点、グリップの確認というのも含めて課題をクリアしていくので、トレーサーそれぞれの経験を踏まえた上で、その場での発想力がカギを握ると思います。
YUUTAROUさんご本人も今大会に出場されるということで、その想いと意気込みを教えてください
Y:自分が最後にコンペティションなど公式の大会に出たのは約5~6年前で、30歳という年齢も考えると大会に出る人間ではないのですが、「自分も動いて盛り上げたい」という想いがありました。
そしてこのイベントは「幅広い年齢層・幅広いレベルで」と発信しているので、自分が出ない訳にはいかないのかなと思っています。
なので「自分も出て盛り上げて皆と一緒に楽しむ」という考えが自然に生まれました。
意気込みとしては優勝を狙って毎日自分と向き合って練習に取り組んでいます!
「パルクール」をもっと身近に感じてもらうために
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「JAM SESSION」というコンテンツがありますが見どころや魅力を教えてください
Y:これはカルチャーイベントとしての一つの要素だと思っています。大会後にみんなでフィードバックしながら「あの時の動き凄かったよね!」と、もう一度同じことをやったりする JAM SESSION の時間を取りました。せっかく多くのトレーサーが集まるのでその時間も大切だと思っています。
先日開催された第1回FIGパルクール世界選手権に出場した選手の方もMISSION TOKYOに来てくれて、AFTER JAMを開催しました。特に子どもたちが「世界のトレーサーに会えたことが刺激になりました!」という声が多かったので、今回に関してもプロが一緒の空間でコミュニケーションを取ることで、「パルクールってこんなに楽しいもので素晴らしいものなんだよ」というところを身近に感じて頂きたいなと思っています。
Y:自分自身の事に関して言うと、自分はパルクールを「全力でこれ一本でやっていこう」と思ったのは海外のトレーサーと出会ってからです。家の近くで練習していたパルクールが、世界のパルクールというものが見えた時に「このレベルまでやりたい」と思うようになりました。MISSION TOKYOでは自分が経験してきたことを踏まえて、「練習環境が無いならそういう場所を作りたい」という想いが詰まっている場所でもあるので、今回のイベントに関しても同じような想いが詰まっています。
カルチャーとしてパルクールの「チャレンジの過程」を感じて欲しい
特に「カルチャー」として注目して欲しいところはありますか?
Y:パルクールを僕たちが練習する時は、様々なアテンプト* 方法を試して皆で話して課題を通して上手くなっていったり、「そういうやり方があるんだね」という気づきで切磋琢磨していくんですね。
なので今大会では僕たちが普段からやっていることをショーアップした上で時間制限を設け、誰が一番最初にできるか、誰が一番メイク率が高いか、という所を競います。パルクールというのは一つの物理的な障害物を乗り越え、「トレーニングをしていく」というのがパルクールの一番根底にある考え方なので、そういった「チャレンジする過程」を大会を通して見て貰えたら嬉しいです。
*課題にトライ(試みる)する事
最後に参加者や見に来てくれる方にこのイベントを通して伝えたいことがあれば教えてください。
Y:ありがたいことに年末のこの時期でも各地からプレイヤーとして参加してくれる方、応援に来てくれる方、練習会にも参加してくれる方が多くいるので心から感謝を伝えたいなと思っています。
僕たち運営としてもこの様なイベント開催は初めてになります。それがパルクールシーンの発展に繋がる第一歩のイベントとなると思うので、一緒に盛り上げてもらえたら純粋に嬉しいなと思っています!
大会概要
詳細:MISSION PARKOUR PARK TOKYOにて、スキルコンペティションを開催。「キッズ」と「プロ」にクラスを分けて行われる。
エントリー期間:11/13日(日)〜11/30日(水):23時59分
クラス:
①キッズクラス
小学生1年生〜6年生
※参加人数上限あり
②プロクラス
中学生以上
※参加人数上限あり
日程:12月27日 (火)
11:00 選手受付開始
12:30 キッズクラス スキルコンペ(時間が前後する可能性あり)
14:30 プロクラス スキルコンペ(時間が前後する可能性あり)
16:00 表彰式
以降20時までJAMセッション
※選手受付は時間に余裕を持ってお越しください!
【ルールについて】
制限時間内に複数のMISSIONに連続でチャレンジし、より多くの課題をクリアして、ポイントを獲得していく。
【キッズクラスについて】
対象年齢:小学1年生〜小学6年生
参加費:3,000円 (本人+付き添い1名のセット)
コンペエントリー / JAM参加のセット
(参加費のお支払いは当日現地決済)
保護者/ご兄弟含めて、2人目以降の付き添いは一般料金となります。
実施するMISSIONは、楽しく挑戦できる課題から高いスキルが必要な課題まで幅広く用意する予定です。どなたでもご参加ください。
【 プロクラスについて 】
対象年齢:中学生以上
参加費:3,000円(本人1名分のみ)
コンペエントリー / JAM参加のセット
(参加費のお支払いは当日現地決済)
【 一般参加について 】※暫定
対象年齢:小学1年生以上
参加費:3,000円
コンペ観戦 / JAM参加のセット
予約受付:12/1より開始
(MISSION TOKYO ホームページの予約フォームから予約可能)
※見学者や保護者様も一律
※必ずご来店する人数にてご予約ください
※人数上限あり
※未就学児は予約不要/入場無料ですが、JAMへの参加/エリア内への立ち入りはできません
The post パルクールの本質にこだわったカルチャーイベント「FINAL MISSION 2022」にかけるMISSION TOKYO代表 YUUTAROUの想い first appeared on FINEPLAY.