東京オリンピック2020で正式競技に追加された3人制バスケットボール”3x3(スリー・エックス・スリー)”で、日本代表は6位入賞をおさめた。短い試合時間とショットクロックで、一瞬も気を抜けないほど目まぐるしく展開し、…

東京オリンピック2020で正式競技に追加された3人制バスケットボール”3x3(スリー・エックス・スリー)”で、日本代表は6位入賞をおさめた。短い試合時間とショットクロックで、一瞬も気を抜けないほど目まぐるしく展開し、あっという間に見るものを引き込んでいくのがこのスポーツの特徴だ。

大きな身体と確かな経験値で日本代表をけん引したのが、落合知也選手だ。3x3のみならず、Bリーグ越谷アルファーズで5人制バスケットボールでもプレーする。力強いプレーとメンタリティで活躍する落合選手が『森永製菓inトレーニングラボ』で積み上げるトレーニングのこだわりとは何か。今回は落合選手と、吉髙藍さん(パフォーマンススペシャリスト)から話を聞いた。

1年間戦う体を作るためのコンディション調整

力強いフィジカルを持ち味とする落合選手が『森永製菓inトレーニングラボ』のサポートを受けることを決めたのは、世界との差を肌で感じたことがきっかけだった。「日本国内ではフィジカルで余裕を持って戦えている部分もありましたが、日本代表やクラブチームでの国際大会に出ていくと通用しない部分はたくさんありました。強くなった上で動ける必要性も感じていたので、”どれだけ速く強く動けるか”を明確に目標立ててトレーニングしています」

トレーニングも、落合選手のプレーヤーとしてのシーズンの過ごし方を想定した上でメニューが構成される。吉髙さんはポイントについて「3人制と5人制を1年間ずっとプレーしているので、オフシーズンがない中でフィットネスレベルを維持・向上させる必要があります。怪我のリスク回避の為にも、その日のコンディションは必ず確認するようにしています。落合選手もこまめに共有してくださるので、コンディションの全体像が掴みやすいです」と語る。1年間を戦い抜くために、心身の細かい変化も見逃さない距離感でトレーニングを積んでいる。

けがの再発を防ぎ、より高みへ導くトレーニング

落合選手が『森永製菓inトレーニングラボ』のサポートで変わったのは、けがを未然に防ぐことだと、落合選手も吉髙さんも口を揃えて語る。2016年に前十字靭帯を断裂、捻挫が多く、テーピングだらけだった脚は、『森永製菓inトレーニングラボ』で着実に強化された。「怪我無くシーズンを戦い続けられているのは落合選手のセルフコンディショニングへの意識が強いことが一番大きい影響ですが、疲労が強いと足首や股関節の可動域が狭くなり、怪我をした側の脚に不安定性がどうしても出てしまうので、基本的なモビリティエクササイズや片脚の安定性を高めるエクササイズをウォーミングアップの流れでいつも行なっています。怪我がないことが一番の成果だと感じますね」

怪我が減った実感は本人が一番感じている。「最近は風邪もひいていない。怪我も体調もずっと良くて、(体は)すぐに反応があるのが嬉しいですし、続けられている理由でもあります」。

『森永製菓inトレーニングラボ』で教わって身につけたトレーニングは、体系化されて落合選手のものになる。また、一人でトレーニングするだけでは気づけないこともたくさんある。落合選手は「ラボでやったトレーニングはチームでのウォーミングアップに入れています。体の変化は自分では気づかないし、 細かくデータ化することによって自分を管理できるので、すぐに相談しています。」と話す。サポートをする・受けるだけではない信頼関係が『森永製菓inトレーニングラボ』で築かれている。

三位一体でメダルを目指す

信頼できるサポートと相談しやすい環境によって、落合選手は日々パフォーマンスを高める。「データ化することで気づくこともありますし、疲れてそうだなっていうのを、ウォーミングアップで感覚的に気づいてくれることもあります。自分の強み弱みっていうのを教えてもらっているので、自分のコンディションについて理解できていますね。レベルアップを実感できていて、世界を相手に戦う上で、もっと他の選手と差をつけたりする部分でも必要なことだと思って、サポートしてもらっています」と口にする。

目指すのは昨年のオリンピックで届かなかったメダルと、強みを活かしたチームへの貢献だ。「今の目標はパリオリンピックでメダルを取ることです。東京オリンピックでは6位入賞することができましたがメダルは取れなかったので、そのリベンジをしたいです。越谷では外国籍の選手のマッチアップすることが多いので、その部分でチームを支えられることですね」。

吉髙さんもサポートへの強い思いを見せる。「2023年は大舞台に向けてポイントシーズンになる大事な時期なので、絶対に怪我をしない体作りを徹底して、3人で連携してサポートしていきたいです」。ひとりではないからこそ磨けた武器がある。2年後の舞台に向けて、落合選手と『森永製菓inトレーニングラボ』はともに歩んでいく。

落合選手と吉髙藍さん、三好友香さんの対談動画はこちら
前編(https://sportsbull.jp/p/1448323/)
後編(https://sportsbull.jp/p/1448324/)

写真左:吉髙藍さん(パフォーマンススペシャリスト)。中央:落合知也選手 右:三好友香さん(ニュートリションスペシャリスト)。

落合知也(おちあい・ともや)
1987年6月18日生まれ、東京都出身。法政大学卒業。東京オリンピック2020では3x3バスケットボール日本代表としてプレーした。ポジションはSF/PF。

吉髙藍(よしたか・あい)
早稲田大学卒業。森永製菓inトレーニングラボでは、パフォーマンススペシャリストとしてアスリートをサポートする。

森永製菓inトレーニングラボ
inブランドが契約するトップレベルのアスリートを最先端のトレーニングや栄養指導などを通じてサポートする施設。
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