男子プロテニス協会のATPと国際テニス連盟のITFは12日、ジュニア選手の活躍の場を広げ、プロヘの道筋を増やすことを目的とした「アクセラレーター・プログラム」を2023年シーズンから開始すると発表した。このプログラムは世界のトップジュニア…

男子プロテニス協会のATPと国際テニス連盟のITFは12日、ジュニア選手の活躍の場を広げ、プロヘの道筋を増やすことを目的とした「アクセラレーター・プログラム」を2023年シーズンから開始すると発表した。
このプログラムは世界のトップジュニアにATPチャレンジャーツアーのレベルを早期に体験してもらい、プロへの思いをより加速する目的で設立。賞金の増額や無理のない大会スケジュール、プレー機会の増加など今後の課題も解決するような長期的な戦略を示すこととなる。
年末時点のITFジュニア世界ランクでトップ20にランクインした選手は、翌シーズンのATPチャレンジャー大会に最大8つ出場できる権利が付与。さらにITFワールドツアーの大会にも2つ出場できる権利が付く。そして同21位から30位の選手には、ITFワールドツアーの大会への8度の出場権が与えられる。
ATPの会長を務めるアンドレア・ガウデンツィ氏は「テニスは常に努力が報われるスポーツであり、若い意欲的なプレーヤーが潜在能力を発揮できるような環境を整えなければならない。チャンスの扉を開き、彼らがスポーツの世界で活躍できるようにすることが、僕らの責任。アクセラレーター・プログラムは次世代のチャンピオンのための道筋を作り、2023年からの活躍を期待している」とコメントした。
「アクセラレーター・プログラム」によりジュニアランキングの底上げや、チャレンジャー大会への参加の回数が増え、そこで結果を残せばツアー本大会のワイルドカード(主催者推薦)付与など可能性の幅は大きく広がることとなる。
ITF会長のデヴィッド・ハガティ氏は「テニス界が協力して若いプレーヤーに新しいチャンスを与えることは重要なんだ。テニスの明るい未来を創造し、将来の世代がトッププレーヤーになるための機会を確保することができる。この実現に向けた努力の一端を担うことができ、とてもうれしく思っている」とした。
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