FIBAは12月12日付のリリースで、来年夏にフィリピン・日本・インドネシアの共催で行われるワールドカップ2023につ…

 FIBAは12月12日付のリリースで、来年夏にフィリピン・日本・インドネシアの共催で行われるワールドカップ2023について、各開催国がグループフェーズに選択できる権利を有する1ヵ国を決めたことを明らかにした。そのリリースによれば、フィリピンはアメリカ代表を、日本はスロベニア代表を、インドネシアはカナダ代表をそれぞれ選んだとのことだ。

 

東京2020オリンピックでのルカ・ドンチッチ対渡邊雄太のマッチアップ。こんな場面が沖縄アリーナで見られる可能性が高まった(写真/©FIBA.Tokyo2020)

 

 今回のワールドカップでは、各ゾーンの予選を勝ち抜くチームの中から各開催地が商業的な理由で招へいを望む1チームを選択できるルールを採用している。その選択が競技会としての正当性を損なうものにはならないとの考えに立ち、各開催地の成功を支援する施策だと言える。FIBA中央審議会(Central Board)はこのルールにのっとり、各開催国と相談の上で冒頭の選択を決定した。


 なお、スロベニアとカナダはすでに本選進出を決めているが、アメリカはまだ確定していない。ただしアメリカはWindow5を終えてアメリカ大陸予選のグループFで首位に立っており、来年2月に行われる最終Windowの2試合で1勝を挙げるか、同組のプエルトリコかメキシコが1敗した時点で本戦進出が確定するという非常に優位な状況にある。


 沖縄アリーナでは2つのグループが試合を行うが、日本とスロベニアがどのように割り当てられるかは現時点では未定だ。しかし何事もなくスロベニアの現在の主力がメンバーに選出されれば、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)率いる世界7位の強豪チームを日本で見ることができることになる。

 

 日本とスロベニアは東京2020オリンピックのグループフェーズで対戦し、このときは八村 塁(ワシントン・ウィザーズ)が34得点、7リバウンド、3アシストにスティールとブロックを1本ずつ、渡邊雄太(当時トロント・ラプターズ、現ブルックリン・ネッツ)が17得点に7リバウンド、2アシスト、2ブロック、比江島 慎(宇都宮ブレックス)も10得点、3リバウンド、2ブロックなどなど奮闘したが、81-116と突き放された。ドンチッチは25得点、7リバウンド、7アシストにスティールとブロックが2本ずつと貫録の活躍ぶりを披露している。

 

 沖縄で日本はリベンジの機会を得ることができるか、また実際にその機会を得た場合に金星を手にすることができるか、楽しみが大きく膨らむニュースだ。ワールドカップ2023の組み合わせ抽選会は、予選終了後の来年4月29日(土)にマニラ(フィリピン)で行われる。

 

☆FIBA公式サイトのリリースページ


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)