「全仏オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)と第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が対戦。第1セットを6-2で先取したナダルが第2セットも…

「全仏オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)と第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が対戦。第1セットを6-2で先取したナダルが第2セットも6-3で奪い、10度目の全仏制覇に王手をかけた。

 両者の過去の対戦成績は、ナダルが15勝3敗でリード。前回の対戦は昨年4月のモンテカルロ(ATP1000/クレーコート)の準々決勝で、ナダルが6-1 6-4で勝っている。

 全仏オープンに13年連続出場となるワウリンカは、2015年の決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒して2度目のグランドスラム制覇を達成。昨年は準決勝で、アンディ・マレー(イギリス)に4-6 2-6 6-4 2-6で敗れていた。前週のジュネーブ(ATP250/クレーコート)では決勝でミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を下し、地元スイスで大会連覇を達成している。

 ナダルは全仏オープンに13年連続出場で、史上最多となる9度の優勝を誇る。昨年は3回戦に進出したが、左手首の故障で棄権していた。今季のクレーコートでは、モンテカルロ(ATP1000)、バルセロナ(ATP500)、マドリッド(ATP1000)と3大会連続優勝を飾り、ここまでの戦績を23勝1敗としている。

 ワウリンカは過去3度のグランドスラム決勝で3戦全勝。ナダルは全仏で10度目のタイトルを狙っているが、これまでの決勝での戦績は9勝0敗となっている。ナダルはここまで、まだ1セットも失っていない。(テニスマガジン/Tennis Magazine)

※写真は「全仏オープン」(フランス・パリ)の男子シングルス決勝でスタン・ワウリンカから2セットを連取し、10度目の全仏制覇に王手をかけたラファエル・ナダル

Photo:PARIS, FRANCE - JUNE 11: Rafael Nadal of Spain in action during the mens singles final match against Stan Wawrinka of Switzerland on day fifteen of the 2017 French Open at Roland Garros on June 11, 2017 in Paris, France. (Photo by Julian Finney/Getty Images)