◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(9日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6482yd(パー72)佐藤心結は最終日を2バーディ、1ボギーの「71」でプレー。思うようにスコアを伸ばせず、「納得のいかない結果。今の実力か…
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(9日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6482yd(パー72)
佐藤心結は最終日を2バーディ、1ボギーの「71」でプレー。思うようにスコアを伸ばせず、「納得のいかない結果。今の実力かな」と悔やんだが、通算2アンダー6位で2022年最後の試合を締めくくった。
2週前のレギュラーツアー最終戦「リコーカップ」の開幕前に新型コロナウイルスに感染。今季は初優勝こそ届かなかったものの、10月「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」2位など3度のトップ10入りを果たしてつかんだ切符だった。現地入りもしていただけに、急きょ欠場を余儀なくされて気落ちした。
一年を振り返れば、「苦しいときが結構長く続いた」。初めての転戦生活。3月の開幕からほぼ毎週のようにある試合で積もる不安との戦いに、気持ちの余裕はなかったという。「アマチュアのときは精神的に余裕があったと思う。(プロになって)余裕がなくなっていて、苦しいときもゴルフを楽しめなかった。自分をどんどん追い込んでしまった感じはあった」
それでも、苦しかった時期を乗り越えてメルセデスランキング29位で初シードを獲得した。すでにシーズンを通しての課題も見つけている。「ティショットの正確性が一年を通して足らなかった。フェアウェイキープがいかに大事か感じた。あとは、ずっと前から課題でもあるグリーン周り。アプローチはもう少し引き出しを増やしたいし、ミスが多くて簡単にボギーにしてしまうところもあった」と話した。
「今季はメルセデスランキング上位者の資格で出場のチャンスを得たけど、来シーズンは優勝者として『リコーカップ』に出場したいなと思います」。プロ2年目はルーキーイヤー以上の躍進を誓った。(千葉県長南町/石井操)