◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 初日(8日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6482yd(パー72)94期生21人による2日間の戦いは、今季レギュラーツアーで2勝した川崎春花が5アンダーの単独首位で滑り出した。今季は9…
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 初日(8日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6482yd(パー72)
94期生21人による2日間の戦いは、今季レギュラーツアーで2勝した川崎春花が5アンダーの単独首位で滑り出した。今季は9月の国内メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でツアー初優勝を飾って大会最年少V記録(19歳133日)を更新。10月「マスターズGCレディース」で2勝目と同期の中でもひときわ目立つ成績を残してきた。
2週前に宮崎で行われた最終戦のあとは地元の京都に戻って体を休めつつ、「いつも行く練習場で練習していました」。所属先へのあいさつなども済ませ、穏やかな時間を過ごして今週を迎えた。
人生で一度しか出場できない「特別な大会」。 ルーキーとして出る最後の試合でもある。そして、歴代覇者には尊敬する上田桃子(2005年)も名を連ねる。これでもかと気合が入る条件がそろっている中でも「いつも通りの試合とも思って」と冷静にスコアを伸ばした。7番(パー3)から3連続バーディを奪い、後半は2つのパー5をしっかり獲った。
会場のグレートアイランド倶楽部は11月「伊藤園レディス」と同じ舞台。5位で終えた同大会の経験も生きている。「コースも覚えていて自信を持ってプレーできたし、試合のときの感じを思い出しながらプレーしていました」。当時より冷え込む気温に「スタート前のアップで走る時間を長めにしました」と工夫も凝らしている。
ボギーなしの5バーディ「67」にも、チャンスはまだまだあったという。「2番、5番、6番、14番…」。グリーンを外したのも1回のみとあって、グリーン上をポイントに挙げた。「最終組で『優勝』を意識すると思うけど、その中でも自分のベストを尽くせるように頑張りたいです」と意気込んだ。(千葉県長南町/石井操)