本田技研工業は5日、東京都内で、スポーツ活動強化のビジョンと方向性についての発表会を行った。同社取締役 代表執行役の三部敏宏社長が冒頭で登壇し、「Hondaのスポーツ活動を通じて、挑戦する人々を増やし、あらゆる人の人生を豊かにする」と述べた…

本田技研工業は5日、東京都内で、スポーツ活動強化のビジョンと方向性についての発表会を行った。同社取締役 代表執行役の三部敏宏社長が冒頭で登壇し、「Hondaのスポーツ活動を通じて、挑戦する人々を増やし、あらゆる人の人生を豊かにする」と述べた。

 スポーツへの取り組みの意識を企業スポーツ全体で共有するために「Honda Sports Challenge」をスローガンに掲げ、8月に新設されたスポーツプロモーション部で部長を務める山口高誉氏が、「挑戦をたのしむ」「挑戦をはぐくむ」「挑戦をつなげる」と3つの方向性を示した。アスリートの競技力と心身のサポート、次世代アスリート創出への寄与、観戦機会の提供や、地域密着でアスリートとファンが接する機会を増やすことが具体例として挙げられた。Hondaは看板競技であるモータースポーツには70年以上、その他企業スポーツにも60年以上取り組んできた。変革期にある同社にとって、社の哲学でありDNAである「チャレンジ・挑戦」はより重要性を増しているとして、今回、企業スポーツ戦略のビジョンを打ち出した。

同社のスポーツに関する広い活動について、挑戦を「たのしむ」「はぐくむ」「つなげる」ことで、より一層「挑戦したい」と思う人の原動力となっていくとしている。

具体的な活動内容については、改めて来春発表する予定。

小川智陸上競技部監督(左)、三部敏宏社長(中央)、山口高誉部長
山口スポーツプロモーション部部長が3つの”挑戦”を示した
ニューイヤー駅伝2連覇を目指すHonda陸上競技部も登壇